①新婚カップルのロマン、ハワイ
ハワイは世界中の新婚カップルが夢見る新婚旅行地である。
長い間、愛され続けている新婚旅行地なのだ。
地上の楽園ともいえるようなハワイの風景は、まさに新婚旅行地として最適である。
しかし、夢のような旅行地の隠された暗い部分が旅行者の目を引いている。
全場所が美しく感じられる場所なため、ホームレスがいるなんて想像もできないだろう。
ビーチのあちこちにいるホームレスの姿は、旅行者にとって見慣れないものである。
ハワイは人口当たりのホームレスの割合が最も多い場所として知られている。
かつてホームレスの急増に悩まされたこともあった。
緊急事態を宣言するほどホームレス問題は深刻だったのである。
道を歩いていると、ハワイのビーチ沿いにテント村が長く続いている様子を目にすることができる。
ホームレスたちは主にワイキキビーチにいたのだが、ホテル側の問題提起によりホームレスがワイキキビーチの歩道に横たわることは法律で禁止されるようになった。
そのため、ホームレスたちは住宅街にテントを張って滞在するようになったのだ。
ホームレスたちは人々に物をねだったり、観光客が残していった食べ物を拾って食べたりしている。
ビーチや公園などで寝泊まりし、レストランを回って食べ物を調達しているのだ。
まるで絵に描いたような風景を夢見てきただけに、ホームレスの出現は旅行者にとって肯定的なものとは思えないだろう。
ハワイの有名な観光地や街並みまで、どこもかしこもホームレスに占拠されているという。
旅行者が想像していた風景とはかなり対照的な光景なのだ。
② コロナ19によりさらに増加したホームレス
ハワイはホームレスの賃貸住宅を建設しては、ホームレスの解決策について考えた。
家の値段がとても高いため考え抜いた事項だったが、それは簡単なことではなかった。
ホームレスは警察が見回っている時のみ、その地域を離れるふりをしてはまた戻ってきて同じ生活を続けているのだ。
特にハワイでは、COVID-19以降ホームレス数がさらに増加したという。
この周辺で食事をしているホームレスは、店に無断で侵入するなどの生活を続けていたのだ。
お金や食べ物などを要求し、強圧的な行動をとることもあった。
ワイキキビーチ沿いに造られた屋台式の新聞ブースは、ホームレスのキャンプ場となってしまった。
彼らの多くは薬物を乱用した状態であり、近隣住民は不快感を感じている。
ホームレスが一箇所に長く滞在することで、様々な悪臭が漂うという状況も発生した。
新聞ブースを占有するためにホームレス同士が争うこともあり、様々な事件・事故が続いたのだ。
住民の不満が相次ぐと、市政府は新聞ブースをすべて撤去すると発表した。
③ 麻薬問題まで加わり
ホームレス問題はこれが終わりではない。
薬物を乱用しているホームレスが多く、これはハワイの深刻な社会問題として浮上している。
真昼間から薬物乱用状態のホームレスがいるということは、治安について改めて考えさせられる点である。
ハワイで特にホームレスが多いといわれている地域はチャイナタウンである。
路上に座っているホームレスがとても多いのだ。
暑い日には外で過ごしているのが心配になるほど、多くのホームレスがその場を占めている。
ホームレスがチャイナタウンに押し寄せることで、商店街が廃れてしまうこともあるのだ。
薬物乱用状態のホームレスが凶器を手にしたまま争うという事件を起こしては、脅威を与えることもあった。
彼らは路上を彷徨っている場合もあれば、公園や歩道に違法的にテントを張って生活している場合もある。
そのため時折、危険なことが起こる場合もあるのだ。
さらに、公園で注射薬物を使用した後、それをそこらへんに捨てる人もいるという。
公園は家族や子供のため設けられている場所であるにも関わらず、ホームレスの行動により子供たちは公園で遊ぶこともできないのだ。
ホームレス同士が集まり、頻繁に薬物取引も行われているという。警察はホームレスを発見した場合、薬物所持の有無を確認するようになっている。
警察は、特に夜に公園などを一人で歩くことのないよう警告している。
以前ハワイでは、酔っ払ったホームレスが警察に凶器を振り回して脅迫するという事件が起きた。その結果、ホームレスはその場で死亡したという。
ハワイにホームレスが多い理由は、高い物価と低い賃金が挙げられている。
ハワイの物価は世界でも殺人的な物価として知られており、地元の人々も殺人的な物価に苦しんでいるという。
また限られた土地に、地価まで上昇し、ホームレスの居場所がなくなってしまったのだ。
さらに、高騰した物価によりサラリーマンまで路頭に迷うようになったという。
ホームレスだけでなく、移民ホームレスまで押し寄せて深刻化しているのだ。
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