2025年型フォード・F-150ロボ
圧倒的な性能と先進スペックを搭載
ゆとりある積載力と牽引能力で注目

フォードのフルサイズピックアップトラックは、トレマーやラプターといったオフロード重視の仕様で知られてきたが、2025年型フォード・F-150では新たに注目を集めるモデルが登場した。それが「フォード・F-150ロボ」である。
このモデルは、かつてのSVTライトニングを彷彿とさせるストリート仕様の高性能モデルとして位置づけられており、オンロードでの性能を重視したF-150として初の本格派といえる。こうした仕様を待ち望んでいたユーザーからは、理想的な選択肢だとの評価も出ており、その市場での存在感に期待が寄せられている。

独特な外観デザインに注目
F-150ロボには、400馬力を発生する5.0リッターV8自然吸気エンジンが搭載され、2速トランスファーケース付きの四輪駆動が標準装備される。後輪駆動モードも備えており、最大積載量は約640kg、牽引能力は約3,300kgに達する。
外観にも強い個性が見られ、サスペンションのチューニングによりリアが5cm低くなっており、10ピースのボディキットを装着すればさらにローフォルムを強調できる。足元には専用のブラック塗装22インチホイールを装着し、タイヤは275/50サイズのブリヂストン・アレンザ・オールシーズンを採用している。
また、カウルフードやブラック仕上げのボンネットベント、フロントフェンダーのブラックバッジ、バレル型のブラックエキゾーストチップ、ブラックリアバンパーなどが装備され、車体全体のブラックアクセントが際立つ。さらに、車体色と同色のフロントバンパーや、ヘッドライトと一体化したメッシュデザインの上部グリルも視覚的なインパクトを高めている。

充実した内装に感嘆
インテリアも高く評価されており、イエローのコントラストステッチが入ったファブリックシート、レザー巻きのセンターコンソールカバー、レーシングテイストの素材を取り入れたダッシュボードなどが特徴的だ。ドライバーズシートにはデジタルメーターを備え、12インチのタッチスクリーン式インフォテインメントも標準装備されている。
ボディカラーはまだ正式に公表されていないが、アゲートブラックメタリック、アトラスブルーメタリック、カーボナイズドグレー、オックスフォードホワイト、ラピッドレッドメタリック、ティンテッドクリアコートの5色展開になると予想されている。
F-150ロボは、F-150のSTXトリムをベースとしたパッケージとして提供され、ストリート仕様として構成するにはスーパークルーキャブボディ、約1.6mの荷台、そしてV8+4WDの組み合わせが必要となる。価格は5万9,995ドル(約864万9,000円)からで、ミシガン州ディアボーンのフォード工場にて生産され、今秋の発売が予定されている。
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