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2025年05月04日日曜日
ホームモビリティーフォトレポート「RX-7」ついに帰ってくるのか?マツダ 「ICONIC SP」 が量産一歩手前まで進化していた

「RX-7」ついに帰ってくるのか?マツダ 「ICONIC SP」 が量産一歩手前まで進化していた

マツダ ICONIC SP コンセプト

RX-7として復活確定か?

ロータリーエンジン搭載のEREV構成

【引用:オートポスト】マツダが本気を見せた。象徴的スポーツカー・RX-7の正統後継とされるICONIC SPコンセプトカーが、量産化へ一歩前進した。これまで慎重な姿勢を貫いてきた同社だが、今回は自信に満ちた発表が相次いだ。マツダのデザイン責任者は「技術面・規制面の障壁はほぼ克服した」と強調し、あとは事業性の確保のみだと語っている。

2023年末の公開以来、ICONIC SPは世界中のマツダファンから熱狂的な反響を受けている。全長4,180mm、全幅1,850mm、全高わずか1,150mm、車両重量約1,450kgというコンパクトで軽量なボディが特徴だ。最大の注目点はパワートレインで、当時のコンセプトカーは2ローター式ロータリーエンジンをベースとしたEREV構造を採用し、システム合計最高出力は370馬力に達する。

排出ガス基準をクリア

高性能ハイブリッドの可能性も示唆

【引用:マツダ】マツダの関係者は最近、「米国およびユーロ7の排出ガス規制を満たすレベルにほぼ到達した」と明かした。ロータリーエンジン特有の排出ガス問題は、2012年のRX-8生産終了の主要因だったが、近年の技術進化により大きな進展があったという。マツダのCTOも「規制をクリアできる見通しが立った今、販売戦略さえ整えばすぐにでも生産可能だ」と断言している。

【引用:Car Expert】さらに、別の可能性も示唆されている。当初はEREV構造として発表されたが、量産型では直列エンジンを用いたハイブリッドや、高性能トランスミッションを組み合わせたスポーツカーとして展開される可能性もある。電動モーターによる直接駆動や高性能DCTの搭載についても言及があり、ロータリー以外の駆動方式も社内で検討されているようだ。

シグネチャーポップアップヘッドライト

量産型プロトタイプ段階まで進行

【引用:Reddit】ICONIC SPのセミポップアップヘッドライトも注目ポイントのひとつ。マツダの関係者は「MX-5でも使われているボンネットポップアップ技術があるため、安全基準を満たせば量産も可能だ」と述べた。ただし、規制の解釈や消費者の支持次第では、最終採用は不透明なままだ。加えて、歩行者保護に関する近年の法規制強化も無視できない要素となっている。

【引用:マツダ】現時点でICONIC SPは、コンセプトカーの外観をほぼ維持した状態でデモカーレベルに達しており、マツダ側は「展示用ではなく実走行可能なプロトタイプであり、量産を前提とした設計だ」と強調している。すでに生産体制や技術は整っており、あとは市場性を確認するのみという段階にある。

マツダならではのエンジニア魂

始動は既に完了、あとは購入するだけ

【引用:マツダ】ICONIC SPは単なるショーモデルではない。象徴性、技術的完成度、ブランドのアイデンティティを兼ね備えたプロジェクトであり、ドライビングの楽しさを再び届ける数少ない希望として位置づけられている。RX-7以来、空白が続いていたロータリースポーツ市場を再興する切り札とも言える存在だ。

マツダのエンジニアリングスピリットが注ぎ込まれたこの一台に残された最後のピースはただ一つ――本当に買いたいという顧客の存在だ。市場性とはつまり、このクルマを待ち望んでいた人たちが実際に購入する準備ができているかということ。もし十分な反応があれば、RX-7の復活は現実になる。ICONIC SPはすでに、あなたのガレージに向けてエンジンをかけようとしている。

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