英国政府は来年、ウクライナに2億2,500万ポンド（約442億円）規模の新たな軍事支援を行うことを決定した。
19日（現地時間）AFP通信によると、英国国防省はこの日、ドローンや小型艦艇、防空システムなどを含むウクライナ向け軍事支援パッケージを発表した。この支援は、ジョン・ヒーリー英国国防相が前日ウクライナを訪問し、ルステム・ウメロフ国防相と会談し、英国の支援強化を約束した後に発表されたものだ。
具体的には、ウクライナ海軍に提供される小型艦艇や偵察ドローン、無人水上艇（USV）などに9,200万ポンド（約181億円）、レーダーを含む防空システムに6,800万ポンド（約133億円）、対ドローン電子機器1,000台の供給に3,900万ポンド（約76億円）が割り当てられている。
ヒーリー国防相はさらに、英国の訓練施設でウクライナ新兵を教育する「インターフレックス作戦」を拡大する方針を明らかにした。このプログラムを通じて、これまでに約5万1,000人のウクライナ新兵が訓練を受けている。ヒーリー国防相は「ウクライナの勇敢な人々が不屈の精神であらゆる予想を覆して抵抗を続ける中、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の誤算がこれまで以上に明白になった」と述べ、ウクライナに対する英国の支援が「揺るぎない」ものであることを強調した。なお、今年7月、英国労働党政府は2030～2031年頃までウクライナに対し、毎年最低30億ポンド（約5,905億円）の軍事支援を行う予定であると表明している。
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