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「ゼレンスキー再選の可能性はないだろう」プーチン大統領、「有力候補」浮上で大統領選は厳しいと指摘

川田翔平 アクセス  

引用:AFP通信
引用:AFP通信

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は25日(現地時間)、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領について、再選を目指しても勝利は難しいだろうと批判した。

プーチン大統領は国営放送のインタビューで「『有力候補』が元首相を含む他の政治家から支持を得る可能性が高いため、現政権のトップ(ゼレンスキー大統領)は大統領選で勝利できないだろう」と述べた。さらに「もちろん、選挙が不正なく行われればの話だが」と付け加え、「これは彼(ゼレンスキー大統領)にとっても良いことかもしれない」と語った。

これに関連し、タス通信は「有力候補」がウクライナのヴァレリー・ザルジニー前軍総司令官(現駐英大使)だと報じた。ザルジニー氏は、大統領選出馬の意向を示したことはない。しかし、軍と国民からの高い支持を得ており、有力な大統領候補として名前が挙がっている。昨年2月の世論調査では、ゼレンスキー大統領を上回る94%の信頼度で1位を獲得した。

ザルジニー氏は昨年2月に職を解かれ、現在は駐英大使を務めている。当時、一部の海外メディアは、「対抗馬」と見なされていたザルジニー氏をゼレンスキー大統領が不和の末に解任し、国外に追いやったと報じていた。一方で、ザルジニー氏が密かに西側と秘密裏に終戦交渉を行っていたために更迭されたとの見方もある。

ゼレンスキー大統領の本来の任期は、昨年5月までだった。しかし、戦時下の戒厳令により選挙が実施できず、引き続き大統領職にとどまっている。ロシアはこれを口実に、ゼレンスキー大統領の正統性に繰り返し疑問を投げかけてきた。最近、ウクライナとの終戦交渉を開始したドナルド・トランプ米政権もこれに同調し、ウクライナに大統領選の実施を迫っている。

プーチン大統領は今回のインタビューでも「ウクライナの選挙は戒厳令を理由に中止された。(終戦)交渉が実現すれば、(ウクライナは)戒厳令を直ちに解除し、速やかに選挙を実施せざるを得なくなるかもしれない」と強調した。

ザルジニー氏は対ロシア戦争勃発以来、ウクライナ軍を指揮し、開戦初期の数か月間、はるかに強大な侵攻軍を撃退した。ウクライナのメディアで「鉄の将軍」と呼ばれるザルジニー氏は、ウクライナの抵抗の象徴となり、国民から絶大な支持を得ている。

川田翔平
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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