メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「アメリカがなければ、持って2〜4か月」トランプ政権、ウクライナへの軍事支援を全面停止…ゼレンスキー大統領に圧力

荒巻俊 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

アメリカがウクライナへのすべての軍事援助を停止したことは、過去のアメリカでは想像すらできなかった措置だ。自由主義陣営のリーダー国であるアメリカが、ロシアの侵攻に対抗して3年間も奮闘してきたウクライナを見捨てる行為と言っても過言ではない。

アメリカの終戦構想に反対するウクライナを圧迫するための措置だと言われているが、アメリカの軍事支援が途絶えれば、ウクライナ戦線の勢力バランスがロシア側に急速に傾く可能性がある。

ゼレンスキー大統領を圧迫するアメリカ

4日、米ブルームバーグ通信などによると、トランプ米大統領はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との衝突後、ウクライナへのすべての軍事支援を全面的に停止するよう命じた。

匿名の米国防総省当局者は、この通信社に「ウクライナの指導者らが『平和のための誠実な約束』を証明したとトランプ大統領が判断するまで、アメリカが現在提供しているすべての軍事援助を停止することを決定した」と述べた。

トランプ大統領はピート・ヘグセス国防長官に命令を出し、この命令は即時に実施されたという。この関係者はさらに「現在ウクライナ領土外にあるすべての米軍装備の移転も停止される」と述べた。これには航空機や船舶を通じて輸送中の武器やポーランドの中継地点で待機中の装備が含まれる。

今回の決定は、先月28日に両国首脳が終戦交渉に関して意見の相違を埋められず、首脳会談が早期に終了してから3日後に下された。当時、トランプ大統領とゼレンスキー大統領はウクライナ戦争に対する見解で根本的な違いを露呈した。

両首脳は激論の末に対立の溝を確認し、ゼレンスキー大統領は追い出されるようにホワイトハウスを後にした。予定されていた両国の鉱物協定締結も実現しなかった。

今回のトランプ大統領の軍事支援の停止は、ウクライナを圧迫して終戦交渉をアメリカの意図通りに進めようとする狙いがあると解釈される。トランプ大統領はこの日の午前、ソーシャルメディアに「ロシアとの戦争が終わるにはまだ遠い」と発言したゼレンスキー大統領の報道を投稿した後、「私が言った通り、この人はアメリカの支援がある限り平和(協定)を望んでいない」と書いた。

ホワイトハウスのマイク・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)もフォックス・ニュースのインタビューで「問題は時間がゼレンスキーの味方ではないということだ」と述べ、「アメリカ国民の忍耐は無限ではなく、我々の武器や弾薬も無制限ではない」と言い、休戦協定の締結を迫った。

トランプ大統領は一方で、鉱物協定締結の可能性は残している。この日のホワイトハウスの記者会見で「両国の鉱物協定は終わったと思うか」という記者の質問に「そうは思わない」と答えた。

トランプ大統領は「おそらく明日の夜にその知らせを聞くことができるだろう」と述べ、4日の夜9時(日本時間・5日の午前11時)に予定されている米議会の演説で鉱物協定に関する新たな発表があることを示唆した。

アメリカがなければ、2〜4か月しか持たない

今回の決定により、アメリカの軍事支援が停止されれば、ウクライナの戦争遂行能力に大きな支障が出ることが懸念される。ウクライナ軍は、射程300kmに達する地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」や多連装ロケット「HIMARS(ハイマース)」など、ロシア領土を直接攻撃できるアメリカ製の武器に大きく依存してきた。

ドイツのシンクタンク・キール研究所の集計によれば、昨年末までのウクライナ戦に対するアメリカの軍事武器支援は690億ドル(約10兆3,234億円)で、西側支援国の中で最大規模だ。開戦初期にアメリカが支援したアメリカ製のジャベリン対戦車ミサイルも、ロシアの戦車のウクライナ進撃を阻止する上で大きな戦果を上げた。

アメリカのシンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)のマーク・キャシアン上級顧問は「ウクライナは2〜4か月は持ちこたえることができるだろう」とし、「結局ウクライナは不利な、さらには破滅的な終戦和解を受け入れざるを得なくなるだろう」と予測した。

トランプ政権は武器の直接支援停止に加え、ウクライナがアメリカの防衛産業と契約する際に融資や助成金を提供する軍事資金支援も停止した。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「終戦交渉の中断が長期化すれば、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はその時間を利用して追加の領土確保に乗り出す可能性がある」とし、「今回の措置の最も直接的な恩恵を受けるのは、プーチン大統領だ」と指摘した。

荒巻俊
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 【反逆騒動】米実力者がトランプを「アルコール依存症のようだ」と断罪、”最悪の裏切り”に波紋
  • 「床に座ってるの王女じゃない!?」満員列車で勉強する17歳、英王女ルイーズの“庶民的すぎる姿”が話題
  • 【ミス東大】学部生を抑えて“院生”が選出!法学研究科・須賀ありささんが頂点に
  • 「粛清の引き金は食堂の一皿だった?」金正恩の“小さな不満”が叔父処刑へ直結した権力の実相
  • 「すべてを拒否するなら戦争だ!」ゼレンスキー、欧米の安全保障巡りプーチンに”最後通告”
  • 「窮地のトランプ、ついに語り出す?」支持率低迷で打つ“国民向け演説”

こんな記事も読まれています

  • 「なぜここまで差が出る?」10万kmで終わるエンジンと50万km走る違い
  • 「ベテランでも9割が間違える」冬のスリップ時、正しいハンドル方向
  • 「突然つかない…」冬に裏切るシートヒーター、最も多い原因
  • 「朝の霜取りが一瞬で終わる」3秒で窓が溶ける原理とは
  • 【反逆騒動】米実力者がトランプを「アルコール依存症のようだ」と断罪、”最悪の裏切り”に波紋
  • 「床に座ってるの王女じゃない!?」満員列車で勉強する17歳、英王女ルイーズの“庶民的すぎる姿”が話題
  • 【ミス東大】学部生を抑えて“院生”が選出!法学研究科・須賀ありささんが頂点に
  • 「粛清の引き金は食堂の一皿だった?」金正恩の“小さな不満”が叔父処刑へ直結した権力の実相

こんな記事も読まれています

  • 「なぜここまで差が出る?」10万kmで終わるエンジンと50万km走る違い
  • 「ベテランでも9割が間違える」冬のスリップ時、正しいハンドル方向
  • 「突然つかない…」冬に裏切るシートヒーター、最も多い原因
  • 「朝の霜取りが一瞬で終わる」3秒で窓が溶ける原理とは
  • 【反逆騒動】米実力者がトランプを「アルコール依存症のようだ」と断罪、”最悪の裏切り”に波紋
  • 「床に座ってるの王女じゃない!?」満員列車で勉強する17歳、英王女ルイーズの“庶民的すぎる姿”が話題
  • 【ミス東大】学部生を抑えて“院生”が選出!法学研究科・須賀ありささんが頂点に
  • 「粛清の引き金は食堂の一皿だった?」金正恩の“小さな不満”が叔父処刑へ直結した権力の実相

おすすめニュース

  • 1
    「手抜きではありません」あえて撮影現場に“まっさらな台本”を持っていく理由?長年の経験が導いた独自スタイル

    エンタメ 

  • 2
    「米B-21を完コピーか?」レーダー無力化を狙う中国の新兵器、ステルス無人機“CH-7”が初飛行成功!

    フォトニュース 

  • 3
    フォークとナイフで巨大マグロと対面…人気大食いクリエイターの“伝説級”なスケール感が話題に

    エンタメ 

  • 4
    通算95週1位という異次元の到達点へ…テイラー・スウィフト、12thアルバムで再びビルボードの頂点に

    エンタメ 

  • 5
    亡き母の霊を慰めた結果…中国で息子も同じウイルス感染

    トレンド 

話題

  • 1
    パフォーマンス論争に巻き込まれたG-DRAGON、メンバーに声の出し方を相談?「問題の原因を知りたかった」

    エンタメ 

  • 2
    元メジャーリーガーが語る遠征続きの人生を支えてくれた妻との幸せな時間「妻と一杯飲みながら一日を終える」

    エンタメ 

  • 3
    少女時代・ティファニー、有名俳優と結婚前提の交際を発表「安らぎを与えてくれる存在」

    エンタメ 

  • 4
    互いを恐れている夫婦…「話しかけるのも怖い」「どこで怒るか分からない」前代未聞の“そっくり夫婦”に衝撃

    エンタメ 

  • 5
    懐かしさと爽快感が交差する一曲…H1-KEY『君は夏だった』で“次世代ガールズグループ”の地位を確立

    エンタメ