メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

韓国の軍事機密、テレビ中継で北に丸見え!米専門家「米韓同盟の静かな危機」と懸念

佐藤美穂 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

ウォール・ストリート・ジャーナルは最近の報道で、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領による12・3非常戒厳令の発令と、その後の弾劾の局面で開かれた国会国防委員会の質疑や国政調査などを通じて韓国の軍事機密が漏洩し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「情報の棚ぼた(windfall)」を得たと伝えた。海外メディアも、国防委員会の生中継において野党議員や戒厳軍幹部らによって軍事機密が漏洩した点に懸念を示しており、韓国軍内外では「今回の情報流出により、北朝鮮が実質的な利益を得た可能性が高い」との見方が広がっている。

同紙は、5日(現地時間)の報道で「韓国国会が12・3非常戒厳令の発令に関しての追及を(国防委員会などで)生中継する中、金正恩委員長は平壌にいながらも『前例のない情報』を入手し、大きな成果を上げた」と伝えた。国会は、尹前大統領の弾劾訴追案が可決された昨年12月中旬以降、国会国防委員会での質疑や「内乱容疑の真相解明を目的とした国政調査特別委員会(内乱国調特委)」を相次いで開催した。その過程で深刻な軍事機密が漏洩したことを、ウォール・ストリート・ジャーナルは問題視している。

共に民主党など野党議員らが招集され、生中継された国会の聴聞会で、出席した戒厳軍幹部の陸軍高官が、尹前大統領による戒厳令発令後、軍の機密施設である合同参謀本部の指揮統制室「決心支援室」に赴いたという事実に触れ、その正確な位置まで明かしたことが物議を醸している。ウォール・ストリート・ジャーナルは「ある将官は、指揮統制室の『決心支援室』が何階にあるかまで明かされたことについて『常識を逸した行為だ』と懸念を示した」と報じた。これに対し、国防部のキム・ソンホ次官(国防部長官職務代行)が「ここは核心的な軍事施設だ。これ以上の議論は控えるべきだ」として、議論を遮る場面もあったと同紙は伝えている。

さらに同紙は、ある野党議員が、戒厳令が発令された日の夜に中央選挙管理委員会を訪れた情報将校の写真や、韓国軍の保有する韓国産偵察ドローン(S-Bat)の保有数を公表したことに対し、ある指揮官が「長年かけて育ててきた重要な資産が、あまりにも容易に明かされてしまった」と嘆いたことについても報じた。

また、韓国の精鋭特殊部隊が、昨年12月3日に尹前大統領の戒厳令発令を受けて出動していたことについては「韓国軍の対侵略対応策が北朝鮮に知られる結果となった」との指摘も出ている。ウォール・ストリート・ジャーナルは、梨花女子大学・北朝鮮学科のパク・ウォンゴン教授の言葉を引用し「長い間かけて収集し、相互確認の必要な情報が、あまりにも容易に北朝鮮に渡ってしまった」との懸念を表した。

アメリカのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」で地政学・外交政策部門の代表を務め、韓国部門の特別研究員でもあるビクター・チャ氏は「トランプ大統領が、韓国に深刻な影響を及ぼす恐れのある政策を次々に押し進めており、米国防総省がインド太平洋地域における米軍のローテーション配備を見直す中、その影響が在韓米軍にも及ぶ可能性がある」と懸念を示した。さらに「米韓同盟は現在『静かな危機(Quiet Crisis)』の状況にあり、6月初旬の大統領選挙を経た時点で、両国の同盟関係が破った損傷が、もはや取り返しのつかない段階に達している恐れもある」と語った。

佐藤美穂
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「米国は口出しするな!」中国海警の比漁船攻撃に米が公式非難も、中国は強硬姿勢崩さず
  • 「隠密兵器の終焉か?」ウクライナが史上初 、ロシア潜水艦を“水中ドローン”で撃破宣言!
  • 【衝撃宣言】米史上初「フェンタニル=大量破壊兵器」指定!米が“軍事行動”へ踏み込む布石か
  • 「敗戦国の日本が約束を破った!」中国、国連で日本を名指し非難...“台湾発言”撤回を要求
  • 「もはや想定ではない」米軍、中国の台湾侵攻を前提に“ドローン戦争”準備へ
  • 「テスラ株、年初来高値を更新!」無人走行テスト進行で株価急伸、“史上最高値”も視野に

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 「隠密兵器の終焉か?」ウクライナが史上初 、ロシア潜水艦を“水中ドローン”で撃破宣言!
  • 【衝撃宣言】米史上初「フェンタニル=大量破壊兵器」指定!米が“軍事行動”へ踏み込む布石か
  • 【FIFA大炎上】W杯チケット前大会の5倍・100万円…「庶民裏切り」が現実に
  • 「敗戦国の日本が約束を破った!」中国、国連で日本を名指し非難…“台湾発言”撤回を要求

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 「隠密兵器の終焉か?」ウクライナが史上初 、ロシア潜水艦を“水中ドローン”で撃破宣言!
  • 【衝撃宣言】米史上初「フェンタニル=大量破壊兵器」指定!米が“軍事行動”へ踏み込む布石か
  • 【FIFA大炎上】W杯チケット前大会の5倍・100万円…「庶民裏切り」が現実に
  • 「敗戦国の日本が約束を破った!」中国、国連で日本を名指し非難…“台湾発言”撤回を要求

おすすめニュース

  • 1
    飲酒事故で服役中の歌手キム・ホジュン、突然浮上した“舞台復帰説”に事務所が即否定

    エンタメ 

  • 2
    31公演で130万枚、興収1億8,570万ドル Stray Kidsが打ち立てた記録…11会場でK-POPアーティスト初公演

    エンタメ 

  • 3
    親交説を否定したリーダー、10年以上の関係を示唆されたメンバーは無言…「注射おばさん」波紋の行方

    エンタメ 

  • 4
    「週13本をこなした全盛期の裏側で…」忙しさが生んだ後輩との距離感、悔いの残るエピソードを告白

    エンタメ 

  • 5
    資産10億から一夜で転落…転倒事故をきっかけに人生が一変した71歳のベテラン歌手、波乱万丈な人生を告白

    エンタメ 

話題

  • 1
    EXO、冬の定番を継ぐ新曲「I'm Home」を電撃予告…「The First Snow」の感動再び?

    エンタメ 

  • 2
    「スキンケアのため訪問しただけ」SHINeeリーダー、“注射おばさん”との親交説疑惑に釈明

    エンタメ 

  • 3
    「まだAIだと思ってる?」人気俳優イ・イギョンの暴露者が新たな投稿、DM動画公開で波紋拡大

    エンタメ 

  • 4
    純白ドレスが話題に…大人気バンドQWER・チョダン、受賞の感動と母の誕生日を重ねた近況ショット公開

    エンタメ 

  • 5
    44歳で第2子に挑戦…流産・移植を経たタレントが語るリアル妊娠事情 豊胸手術も考えた?

    エンタメ