メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「返金拒否」で子犬を投げ殺した中国人男性、懲役刑なし 法律の空白地帯で続く動物虐待の現実

有馬侑之介 アクセス  

「子犬の返金」生後2か月の子犬を投げ殺した中国人男性…「動物保護法」もなし

「単なる気まぐれ」で返金要求し子犬を殺害

韓国では7月から最高刑が懲役2年から3年に

引用:抖音(ドウイン)
引用:抖音(ドウイン)

中国のある市場で、男性が子犬を購入後に返金を要求し拒否されると、子犬を投げて死なせる事件が発生し、公憤を買っている。韓国では動物保護法に基づき懲役刑が科される可能性があるが、中国にはまだ動物保護法が制定されておらず、「動物虐待」容疑も適用されない。

28日、極目新聞など中国メディアは、先月25日、南部広西チワン族自治区の柳州市の市場で、子犬を購入した男性が返金を要求し拒否されると、子犬を地面に叩きつけて死なせたと報じた。

子犬は生後2か月で、男性は子犬を購入後、特に理由もなく単なる気まぐれで返金を要求したという。

販売者が返金を拒否すると、男性は大声で怒鳴り、口論に発展。男性は突然子犬を手に取り投げようとした。周囲の市民が制止しようとしたが、男性は子犬を2度にわたり地面に叩きつけ、子犬はその場で即死した。

現場にいた市民が動画を撮影し、SNSに投稿して波紋を呼んだ。撮影した市民は「ある少女が『火葬する』と言って死んだ子犬を持ち帰った」と伝えた。動画がSNSで拡散し、通報が相次いだため、柳州市当局も調査に乗り出したと現地メディアは報じている。

引用:百度(バイドゥ)
引用:百度(バイドゥ)

しかし、この男性が「動物虐待」容疑で処罰を受けることは事実上不可能だ。中国には韓国の「動物保護法」に相当する、動物虐待を罰する法律が存在しないためだ。

中国では数年前から動物保護団体や専門家が動物虐待を禁止する法律の草案を作成するなど、動物保護法の制定運動を展開している。しかし、動物を生命ではなく食用資源とみなす認識が根強く残っており、動物を巡る認識の違いが動物保護法の制定を妨げている。

実際、事件が発生した広西チワン族自治区のある町では、毎年「犬肉祭り」が開催され、犬を狭い檻に閉じ込めて残酷に屠殺する「伝統」が続いている。

このため、この男性のように動物を虐待して死なせた場合、「動物虐待」容疑ではなく「故意的財産損壊」または「公の秩序紊乱」などの容疑が適用される。

韓国の場合、動物保護法により動物虐待について殺傷や虐待、遺棄など、各状況で具体的に規定されている。

関連する罰則も強化される傾向にある。「動物を殺すまたは死に至らせる行為」については、現在は2年以下の懲役または2,000万ウォン(約199万円)以下の罰金だが、今年7月からは悪質な場合、懲役3年まで科される可能性がある。また、動物を殺さなくても苦痛を与えたり傷つけたりするだけでも、最長で懲役1年6か月まで科される可能性がある。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「中国のレアアース独占が米国を覚醒させた!」供給網確保へ天文学的投資、“貿易戦争”に挑む反撃の盾
  • 国内企業トップら、トランプ氏と会談…「対米投資」アピール
  • 高市首相「トランプ氏、北朝鮮の非核化に努力を約束」…訪日を機に“核保有国容認”から一転?
  • 日米、「AI電力インフラ強化」で60兆円規模の投資合意
  • 「史上最悪の警察作戦」ブラジル・リオで麻薬掃討中に64人死亡、住民にも被害…「これは戦争レベル」
  • 「20周年モデル最新情報!」2027年のiPhone、ついに“ベゼルゼロ×画面内Face ID”が現実に?

こんな記事も読まれています

  • 【衝撃】日産「フェアレディZ NISMO」中国投入へ…“日本の魂”が海を渡る
  • 「ATの寿命を縮める!?」…専門家が警告する“やってはいけない5つの習慣”
  • 【トヨタの逆襲】新型「RAV4」と「カローラ」で北米制覇へ…“ハイブリッドの王者”が再び動き出す
  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 国内企業トップら、トランプ氏と会談…「対米投資」アピール
  • 【衝撃】日産「フェアレディZ NISMO」中国投入へ…“日本の魂”が海を渡る
  • 高市首相「トランプ氏、北朝鮮の非核化に努力を約束」…訪日を機に“核保有国容認”から一転?
  • 日米、「AI電力インフラ強化」で60兆円規模の投資合意

こんな記事も読まれています

  • 【衝撃】日産「フェアレディZ NISMO」中国投入へ…“日本の魂”が海を渡る
  • 「ATの寿命を縮める!?」…専門家が警告する“やってはいけない5つの習慣”
  • 【トヨタの逆襲】新型「RAV4」と「カローラ」で北米制覇へ…“ハイブリッドの王者”が再び動き出す
  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 国内企業トップら、トランプ氏と会談…「対米投資」アピール
  • 【衝撃】日産「フェアレディZ NISMO」中国投入へ…“日本の魂”が海を渡る
  • 高市首相「トランプ氏、北朝鮮の非核化に努力を約束」…訪日を機に“核保有国容認”から一転?
  • 日米、「AI電力インフラ強化」で60兆円規模の投資合意

おすすめニュース

  • 1
    「妻なしでは生きられない...」90代夫婦、手を取り合い“尊厳死”で最期を迎える

    トレンド 

  • 2
    「パンに生ゴキブリ混入!」中国人気パンに衝撃事件、消費者激怒もメーカーは“補償拒否”

    トレンド 

  • 3
    「機内で寝ている乗客をフォークで刺傷」...元神学生のインド人、機内凶行でフライト中断!

    トレンド 

  • 4
    「時速160キロで高齢者施設に激突!」試乗を口実に車を盗んだ20代、暴走の末の大惨事

    トレンド 

  • 5
    「これで156人目の犠牲...」麻薬犯罪を追った記者、無残な遺体で発見!麻薬カルテルの“報復”か

    トレンド 

話題

  • 1
    「ヘリコプターからキリンに銃乱射...」世界1位ユーチューバーの過激動画が「よくやった」と称賛されるワケ

    トレンド 

  • 2
    「会社の金を盗む気満々」AIが作った“偽領収書”に企業が次々と騙される衝撃の実態

    トレンド 

  • 3
    「コンコルド超えの静音技術」!NASA開発、静かな超音速旅客機“X-59”初飛行成功

    フォトニュース 

  • 4
    同居女性を殺害し自宅に“セメント埋葬”…16年間隠していた男を逮捕

    トレンド 

  • 5
    TXT、13作連続オリコン1位!『Starkissed』でキャリアハイ&日本5大ドーム制覇へ!

    K-POP