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2025年05月01日木曜日
ホームニュース北朝鮮の"プリンセス"金主愛氏、父・金正恩と同身長に?「4代世襲」への布石か徐々に明らかになる権力構造

北朝鮮の”プリンセス”金主愛氏、父・金正恩と同身長に?「4代世襲」への布石か徐々に明らかになる権力構造

引用:労働新聞、ニュース1
引用:労働新聞

北朝鮮が5,000トン級の新型駆逐艦の進水式を開催した25日、その新艦艇に劣らず注目を集めたのは金正恩(キム・ジョンウン)総書記の娘、金主愛(キム・ジュエ)氏だった。いつの間にか父親と同じくらいの背丈に成長した金主愛氏は、最近ではファーストレディを思わせる服装と振る舞いを見せている。実際のファーストレディである李雪主(リ・ソルチュ)氏に代わって金総書記と共に公式の場に姿を現すことで、4代世襲後継者としての地位を固めていく過程だと分析されているが、一部では今まで姿を見せていない長男が真の後継者であるという見方も出ている。

労働新聞が26日に報じた北朝鮮の新型駆逐艦進水式の写真に写る金主愛氏は、ハーフアップの髪型に白いジャケット、黒いスラックスの出で立ちだ。李雪主氏に非常に似た顔立ちで、ヘアスタイルやファッションも似ている。2022年11月、金総書記が大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星-17型」の試験発射を指揮する現場に初めて登場した当時の金主愛氏は、まだ幼い印象だったが、今では大人びた外見になっている。金主愛氏は2013年生まれと推定されており、まだ10代前半に過ぎない。

引用:労働新聞、ニュース1
引用:労働新聞

外見だけでなく、態度も明らかに変化した。2023年8月の海軍節の行事では緊張した様子や恐れる表情を見せていたが、最近では群衆に手を振ったり住民とスキンシップを取るなど、過去とは異なる姿勢を見せている。

金主愛氏は金総書記の公式後継者のように扱われている。金総書記だけに許されていた様々な特権を共に享受している点がその根拠だ。2023年2月の建軍節(朝鮮人民軍創建記念日)には、金主愛氏が故金日成(キム・イルソン)主席と金総書記の肖像徽章を付けていないことが確認された。故金主席・金総書記の肖像が描かれた「双像肖像徽章」は、北朝鮮の一般住民から最高位の人々まで義務的に着用しなければならないものだ。「心に刻んで仕える」という意味から胸の左側に着用するという規則まで定められている。この義務から自由だったのは、これまで金総書記だけだった。他にも、いくつかの写真では金主愛氏が金総書記より前に立っている姿が捉えられている。

引用:労働新聞、ニュース1
引用:労働新聞

公の場での金主愛氏の露出頻度が高まる一方で、李雪主氏の公開活動は急減している。李雪主氏は金主愛氏の登場初期には娘と共に座って世話をする姿がしばしば見られたが、昨年1月の新年祝賀公演以降は公の場に姿を現していない。専門家たちは、李雪主氏が金主愛氏と共に登場すると、金主愛氏の子供のイメージを脱却させるのが難しいことを考慮し、金主愛氏だけが表に出ているのではないかと分析している。

金総書記と李雪主氏は金主愛氏の他にも息子1人と娘1人がいると伝えられている。しかし、長男と三女はまだ公の場に登場したことがない。一部では隠れた長男が真の後継者であるという見方も出ている。韓国国家情報院の元院長だった共に民主党の朴智元(パク・チウォン)議員は、金総書記がそうであったように、長男も現在海外で留学中の可能性が高く、金主愛氏が長男の代わりに活動しているだけだという推測を昨年示した。北朝鮮社会で女性指導者が登場することは難しいという指摘もある。

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