
上皇さまが6日、心臓疾患に関する精密検査のため東京大学病院に入院したと、共同通信とNHKが報じた。
天皇陛下の父である上皇さまは1989年から2019年まで在位した。今年1月には東京の皇居で開催された新年行事に出席するなど、最近まで公務を続けていた。
上皇さまは先月中旬の定期健康診断で「心筋虚血」の可能性があるとの診断を受け、6日午後3時頃に入院した。心筋虚血は心臓の筋肉に十分な酸素が供給されず、筋肉が損傷する疾患だ。入院期間は検査結果により決定される。
上皇さまの入院は2012年に冠動脈バイパス手術を受けて以来、13年ぶりとなる。2003年には前立腺から複数のがん細胞が発見され、前立腺摘出術も受けた。さらに2022年の心臓検査では右心不全の診断も受けていた。