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2025年05月12日月曜日
ホームニュース「予想の6割にも届かず」大阪・関西万博の客足が鈍る理由とは?開幕27日で来場者228万人の衝撃の実態

「予想の6割にも届かず」大阪・関西万博の客足が鈍る理由とは?開幕27日で来場者228万人の衝撃の実態

大阪・関西万博、来場者数が想定下回る

1日平均8.4万人止まり

引用:ニューシス
引用:ニューシス

先月13日に開幕した大阪・関西万博(大阪エキスポ)の1日あたりの来場者数が、想定を大きく下回る状況が続いている。入場券の販売は開幕直後に比べてやや改善しているものの、来場者数は当初予想の6割にも届いていない。

読売新聞が11日に報じたところによると、大阪エキスポを運営する日本国際博覧会協会の集計で、今月9日までの27日間の累計来場者数は228万人、1日あたりの平均来場者数は約8万4000人であった。

日本国際博覧会協会は当初、1日平均15万人、会期6カ月間の累計来場者数を2820万人と見込んでいた。これに照らすと、現時点での来場実績は予想の60%にも満たない水準となっている。

一方、入場券の販売は改善傾向にある。開幕後1週間の販売枚数は29万枚であったが、2週目には43万枚、3週目には50万枚と増加している。2日時点での累計販売数(予約分含む)は1090万枚に達した。

同紙は、開幕初期に予約販売の不振などで出足が鈍ったものの、修学旅行などの団体客の動向を踏まえれば、今後5カ月間で目標とされる1800万枚を達成し、赤字を回避する可能性があると分析している。協会は、エキスポ後半に来場者が集中することで混雑が発生する懸念があるとして、早期来場を促すキャンペーンを展開している。

ただし、過去に実施された世論調査の結果を考慮すると、会期後半の集客についても楽観はできない状況である。朝日新聞が先月、有権者1240人を対象に電話で行った世論調査では、大阪エキスポに「行きたい」と答えたのは32%にとどまり、「行きたくない」と答えた人が65%に上った。

大阪エキスポは、10月13日までの184日間にわたって開催される予定である。

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