暗号資産ドージコイン(DOGE)が再び市場の注目を集めている。

日本時間11日午前、一時的に前日比15%以上急騰し、価格は0.24ドル(約35円)を記録した。
短期的な上昇傾向を維持している。今回の急騰は、ドージコインとビットコイン(BTC)との相関関係が再び強気に転じたことが背景にあるとみられる。その後はドージコインの価格は調整を受け、同日5時30分の時点で0.23ドル(約33円)となった。
デリバティブ市場では、新たに6億7,000万ドル(約990億2,908万7,763円)規模のオープンインタレスト(未決済約定)が流入し、投資家の期待感が一層と高まっている。
暗号資産専門メディア「コインゲイプ」などによると、「今回の上昇は、単なる技術的反発以上の意味を持つ」と分析した。
ドージコインの時価総額は直近48時間で時価総額が100億ドル(約1兆4,780億4,608万円)以上増加した。ビットコインが10万4,000ドル(約1,537万円)台で取引される中、ドージコインは短期トレーディング需要が集中する主要資産として浮上した。

特に注目すべきは、DOGE/BTCペアが0.052289 BTCを記録し、2024年初以来初めて強気相関へと転じた点だ。
従来、ビットコインが調整局面に入るとドージコインは相対的に大きな変動性を示し、重い展開となっていた。しかし今回は、市場のリスク選好姿勢がドージコインへの資金流入を促している。過去にも同様の局面では、ビットコインが横ばいとなる中、ドージコインが過度に上昇するケースが多く見られた。
また、デリバティブ市場においても強いシグナルが観測されている。ドージコイン先物の未決済約定は1日で23.52%増加し、27億6,000万ドル(約4,079億4,071万円)に達した。これは同期間の価格上昇率15%を大きく上回る水準である。
専門家は、「ドージコインが0.21ドル(約31円)以上の水準を維持できれば、上昇基調は継続する」と予測している。「短期的な過熱による調整の可能性はあるものの、全体的な技術的トレンドとデリバティブデータは依然として強気を支持している」と語った。投資家の間では、次なる節目となる0.26ドル(約38円)の突破可否が注目されている。