メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

大手通信会社で約2,700万件のSIM情報が流出…関与が疑われる中国系ハッカー「Red Menshen」の正体

荒巻俊 アクセス  

韓国のSKテレコムのハッキング事件の背後に、中国政府の支援を受けたハッカー集団の存在があると指摘されている。

今月19日、SKテレコム侵害事故の民官合同調査団は韓国・政府ソウル庁舎で行われた第2次調査結果の中間発表で、BPF Doorおよび派生したマルウェアによる攻撃により、加入者識別番号の基準で約2,700万件のSIM情報が流出したと明かした。

通信業界筋によると、SKテレコムのサーバーで発見されたBPF Doorは3年前に初めてその存在が報告されたバックドアプログラムだという。

プライスウォーターハウスクーパースが2022年に公開した報告書によると、中国のハッカー集団である「Red Menshen」は中東、アジア地域の通信会社を攻撃する際にBPF Doorを利用しているという。

アメリカの情報セキュリティ企業「トレンドマイクロ」も先月発表した報告書で、BPF Doorの隠されたコントローラーとして中国の高度標的型攻撃(APT)グループであるRed Menshenを指摘した。

トレンドマイクロは2024年7月と12月の2回にわたり、韓国内の通信会社がBPF Door攻撃を受けたとも発表している。

グローバルセキュリティ企業「Cybereason」が発表した「ソフトセル作戦」報告書によると、通信会社を標的とした攻撃は、長期間にわたり精密な追跡のため基盤情報を確保することが主な目的だという。

長期間にわたり特定の人物の通話相手、時刻、頻度、位置情報を収集し、これにより行動パターンや社会的関係を密かに把握できるとしている。

韓国の通信業界では、今回のSKテレコムのハッキング事件が米中サイバー戦争の延長線上にあるとの見方が出ている。

ホワイトハウスは昨年12月、中国が少なくとも8つのアメリカ通信会社をハッキングし、高官や政治家の電話通話、テキストメッセージなどの通信記録にアクセスしたと発表した。「アメリカだけでなく、数十カ国以上の国々も中国ハッカーの攻撃対象となった」と述べた。

アメリカ連邦捜査局(FBI)も昨年10月、中国当局の支援を受けているとされるVolt Typhoon、Salt Typhoon、Flax Typhoonなど3つの大規模なサイバースパイ活動組織を摘発した。

これらの組織はアメリカ、ベトナム、ルーマニアなど19カ国で26万件を超える小規模オフィスとIoT機器にマルウェアを埋め込む手法で活動していたことが明らかになった。

海外メディア「ウォール・ストリート・ジャーナル」は「中国の情報収集およびセキュリティ作業要員は最大60万人に達する可能性がある」と推定し、「一部の中国ハッカーは政府の支援を受けているとされる」と報じた。

SKテレコムのハッキング事件の背後に指摘されるRed Menshenも3年という長期間にわたり韓国内の通信会社にマルウェアを埋め込んで侵入していた点から、中国政府の支援を受けるハッキング組織ではないかとの見方が出ている。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 次世代iPad Pro、遂に“ベイパーチャンバー冷却”搭載!ファンレスでも長時間の“高負荷作業”が可能に
  • 日本の“83兆円投資”で米国インフラ再建へ!トランプ政権「日本は信頼できる同盟国」
  • 「トランプよ、台湾を切り捨てろ!」米中首脳会談、最大の火種は“台湾”...トランプは“台湾要求”を拒否できるか?
  • 「ウクライナ支援巡り、EU内で対立激化」...“ロシア凍結資産”活用案にベルギーが強硬反対!
  • 【超大型投資】OpenAI上場へ“孫マネー”が再び動く!ソフトバンク、“3兆円規模”の第2次出資を決定
  • 米航空管制官たち「来週から給料が出ない」

こんな記事も読まれています

  • アストンマーティン、フロリダに「超豪華レジデンス」建設…マイアミ・東京に続く“第3の舞台”
  • ポルシェAGが公開…「カイエン・エレクトリック」に搭載される800V高電圧技術、業界最高水準の性能へ
  • 【世界No.1SUV】トヨタ「新型RAV4」登場…電動化で進化した“最強SUV”が再び走り出す
  • 「救えたはずの命」…世界を揺るがすテスラ事故、革新の象徴が直面した“安全の限界”
  • 「トランプよ、台湾を切り捨てろ!」米中首脳会談、最大の火種は“台湾”…トランプは“台湾要求”を拒否できるか?
  • 「当直中に2度の不適切な関係」陸自男女隊員の“密会”発覚…40代上官と20代隊員
  • 「ウクライナ支援巡り、EU内で対立激化」…“ロシア凍結資産”活用案にベルギーが強硬反対!
  • 12歳少女を暴行・殺害した27歳女に「女性として初の終身刑」

こんな記事も読まれています

  • アストンマーティン、フロリダに「超豪華レジデンス」建設…マイアミ・東京に続く“第3の舞台”
  • ポルシェAGが公開…「カイエン・エレクトリック」に搭載される800V高電圧技術、業界最高水準の性能へ
  • 【世界No.1SUV】トヨタ「新型RAV4」登場…電動化で進化した“最強SUV”が再び走り出す
  • 「救えたはずの命」…世界を揺るがすテスラ事故、革新の象徴が直面した“安全の限界”
  • 「トランプよ、台湾を切り捨てろ!」米中首脳会談、最大の火種は“台湾”…トランプは“台湾要求”を拒否できるか?
  • 「当直中に2度の不適切な関係」陸自男女隊員の“密会”発覚…40代上官と20代隊員
  • 「ウクライナ支援巡り、EU内で対立激化」…“ロシア凍結資産”活用案にベルギーが強硬反対!
  • 12歳少女を暴行・殺害した27歳女に「女性として初の終身刑」

おすすめニュース

  • 1
    【衝撃】白髪は“がん細胞”と戦った証?東大研究「髪の色を犠牲にした体の防衛反応」

    ヒント 

  • 2
    「火星赤道に氷の痕跡!」火山噴火が氷河期を誘発、赤道に“巨大氷層”を形成か

    トレンド 

  • 3
    【崩壊リスク】イーロン・マスクのスペースX、1億ドル超のBTC移転で市場騒然

    経済・株式 

  • 4
    「うわ、なんてことだ!」逃走劇を生中継中、容疑者が“車にはねられ”死亡...キャスター絶句

    トレンド 

  • 5
    【衝撃】「シートベルト?いらねぇよ」…10代の暴走!笑い声が絶叫に変わったドライブの末路

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「交差点が一瞬で地獄絵図に...」直進車と右折車が交差点で激突、火花を散らして“360度スピン”の大惨事

    フォトニュース 

  • 2
    チョ・ヒョナ&ソン・ヘナ、“酒好きトリオ”が恋愛トーク全開…『アラフォー息子の成長日記』で爆笑必至

    エンタメ 

  • 3
    ホン・ジンギョンの娘ラエル、4か国語で“ハッピーバースデー”披露…「お母さんは少し面倒」発言も話題

    エンタメ 

  • 4
    「今年だけで172人死傷」...“ドングリ不作”でクマが人里に大移動か 専門家「もう人間のテリトリーはない」

    トレンド 

  • 5
    クリスタル(チョン・スジョン)、誕生日に“My Flame”をサプライズ公開…ボビー・コールドウェルを再解釈

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]