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2025年05月22日木曜日
ホームニュース【旧ソ連軍基地復活?】ロシア、ムルマンスクで軍拡加速!北極圏で秘密裏に「新冷戦」シナリオ進行中

【旧ソ連軍基地復活?】ロシア、ムルマンスクで軍拡加速!北極圏で秘密裏に「新冷戦」シナリオ進行中

ニューヨーク・タイムズ「北極圏の都市ムルマンスク近郊の基地、衛星写真で確認」

引用:YouTube@The Sun
引用:YouTube@The Sun

ロシアがフィンランドとの国境付近で軍事施設を拡張している様子が衛星画像で捉えられたと米紙「ニューヨーク・タイムズ」が19日(現地時間)に報じた。

2022年のウクライナ侵攻以降、フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)に加盟したことに対する対抗措置として、ロシアが軍事的な対応に踏み切ったとの見方が強まっている。NATO関係者は、今回の動きを皮切りにロシアが長期的な軍拡に乗り出す可能性があると警戒している。

一連の衛星画像では、フィンランドおよびノルウェーとの国境から約160kmの距離にあるムルマンスク近郊の基地でロシア軍のヘリコプターが確認された。NYTによると、この地域でヘリの活動が見られたのは実に20年ぶりだという。

また、ムルマンスク南部に位置するオレニャ空軍基地には、長距離戦略爆撃機「ツポレフTu-22」が配備されており、最近の衛星画像では同基地内の軍用機の数が大幅に増加している様子も捉えられている。

さらに、フィンランド国境からわずか50kmに位置するアラクルティ地域では、数十台の軍用車両を収容可能な新たな施設が建設されていることが確認された。近隣のカレリア共和国の首都ペトロザヴォーツクでも同様の建設作業が進行中とみられている。

フィンランド国境から約65kmのロシア・レニングラード州カメンカでは、冷戦時代に使用されていた旧軍施設が復旧され、130以上の兵士用テントが設置されたという。

フィンランド国防省政策局のヤンネ・クーセラ局長はNYTの取材に対し、「ウクライナ戦争が収束すれば、ロシアは我々の国境付近において軍事力を強化するだろう」と述べ、「今後5年以内にロシアの国境沿い兵力が3倍に増加する可能性がある」との懸念を示した。

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