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2025年05月22日木曜日
ホームニュース金正恩、プーチンの「公式招待」を受けてロシア訪問 ロ朝「軍事同盟」新段階へ

金正恩、プーチンの「公式招待」を受けてロシア訪問 ロ朝「軍事同盟」新段階へ

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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ロシア政府は、北朝鮮の金正恩国務委員長の訪ロ日程を調整する方針を明らかにした。ただし、具体的な日程の言及は時期尚早だとした。

21日(現地時間)、ロシアのRIAノーボスチ通信によると、アンドレイ・ルデンコ外務次官は「金正恩委員長がウラジーミル・プーチン大統領からロシア公式訪問の招待を受けたことを確認する」と述べ、「外交チャンネルを通じて会談の時間、日程、議題の調整を希望する」と語った。

ルデンコ次官は、具体的な日程の言及は時期尚早だとしつつも、今回の訪問実現への期待を示した。

プーチン大統領は昨年6月に北朝鮮を訪問した際、金委員長をモスクワに招待している。金委員長は2019年と2023年の2度ロシアを訪問したが、いずれも極東地域で、首都モスクワへの訪問は実現していない。

当初、外交筋では今月9日のロシア戦勝記念日80周年式典が金委員長の訪ロの機会になるとの予測があった。しかし金委員長は、シン・ホンチョル駐ロシア北朝鮮大使らの代表団を式典に派遣するにとどめ、自身は平壌のロシア大使館を訪問した。

金委員長はその際、「身はモスクワから遠く離れた平壌にあっても、我々の心は勝利の閲兵式が行われる赤の広場のプーチン大統領同志と全ロシア人民、ロシア軍と共にある」と述べ、「偉大なロ朝友好が優れた同盟的基盤の上に新たな全盛期を迎えた」と強調した。

一部では、プーチン大統領の平壌訪問1周年と朝鮮戦争75周年が重なる来月、両国首脳がロシアで会談する可能性が指摘されている。9月にウラジオストクで開催される東方経済フォーラムも機会になり得るとの見方もある。

金委員長の訪ロが実現すれば、両国は北朝鮮軍のウクライナ戦争派兵に伴う軍事・経済協力策を重点的に協議するとみられる。

昨年6月のプーチン大統領訪朝時に締結された「包括的戦略的パートナーシップに関する条約」の履行および発展策も主要議題になると予想される。

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