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2025年05月24日土曜日
ホームニュースパキスタン空軍が「中国製の戦闘機」でインドの強力な戦闘機を撃墜、J-10戦闘機が世界の注目を集めている理由

パキスタン空軍が「中国製の戦闘機」でインドの強力な戦闘機を撃墜、J-10戦闘機が世界の注目を集めている理由

引用:グローバルタイムズ
引用:グローバルタイムズ

中国が最近、インド・パキスタン軍の武力衝突で成果を上げた戦闘機J-10の宣伝に力を入れている。21日、中国の英字官製メディア・グローバルタイムズは、J-10戦闘機が世界の防衛産業の構図を変えると報じた。

報道によると、J-10Cの輸出型であるJ-10CE戦闘機は、20日からマレーシアで開催中の「ランカウイ国際海洋航空展(LIMA 2025)」に出展され、中国ブースの目玉となっている。グローバルタイムズは、実戦デビュー後、J-10CE戦闘機への関心が高まり、多くの来場者や軍事専門家が殺到したと伝えた。中国の軍事専門家・張学鋒(Zhang Xuefeng)氏はグローバルタイムズのインタビューで「J-10シリーズ戦闘機に代表される中国の最先端装備が、中国軍と防衛産業の能力、さらには世界の防衛産業の構図に対する国際的な認識を根本から変えつつある」と述べ、「J-10は中国の航空産業が独自に開発し、独自の知的財産権を有している」と強調した。

特に張氏は、西側専門家らのJ-10に対する偏見や実戦経験不足の指摘が、今回のインド・パキスタン武力衝突の結果により覆されたと評価。「J-10Cは今回の作戦経験を通じて真の戦闘能力を証明した」とし、「中国の戦闘機はフランスのラファールと比べ、はるかに安価で同等の性能を提供する」と主張した。

引用:SNS
引用:SNS

実際、中国以外でJ-10CEを運用する唯一の国であるパキスタンは、7日に地域での紛争で、この戦闘機でフランス製最新鋭戦闘機ラファール3機を含むインド軍戦闘機5機を撃墜したと発表した。パキスタン空軍は2020年、中国からJ-10CE輸出型36機をPL-15Eミサイル250発と共に発注した。2022年に最初の6機を受領後、現在20機を運用中だ。

パキスタンの発表に沈黙を守っていた中国は、17日に中国中央テレビ(CCTV)を通じ「J-10CEが空中戦で損失なく複数の戦闘機を一度に撃墜した」と述べ、「初の実戦成果」を誇示した。さらに21日には「J-10の伝説」と題したドキュメンタリーを放送。このドキュメンタリーでは、1982年から戦闘機開発を主導してきた国有企業・中国航空工業集団(AVIC)傘下の成都飛行機設計研究所の主任設計師とJ-10開発に携わった研究陣の努力、1997年のJ-10戦闘機初完成、その後の突然の燃料漏れ問題、そして飛行成功までの経緯などが紹介された。

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