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2025年05月23日金曜日
ホームニュース「人が30m先まで吹き飛ばされた」…78歳の高齢者が運転する車が信号待ちの歩行者含む15人に衝突

「人が30m先まで吹き飛ばされた」…78歳の高齢者が運転する車が信号待ちの歩行者含む15人に衝突

引用:YouTube@CNA_Taiwan
引用:YouTube@CNA_Taiwan

台湾で、70代の高齢者が運転する車が小学校付近に突っ込み、3人が死亡12人が負傷する事故が発生した。

今月20日、台湾の中央通信社など現地メディアによると、前日午後4時頃、北部・新北市(シンペイ市)三峡区(サンシア区)にある台北大学付属小学校付近で、A(78)が運転する乗用車が、歩行者信号に従って横断歩道を渡っていた生徒らと、青信号を待っていた車両やバイクに次々と衝突したという。メディアは、Aの車が原因不明のまま突然突進したと報じている。

SNS上に投稿された事故直後の映像には、複数の人が地面に倒れている様子や、衝突によって壊れたバイクの破片が散乱している様子が映っている。通行人や救急隊員が、倒れている負傷者に心肺蘇生を行う姿も確認できる。

当時の目撃者は「数人が約20〜30m先まで吹き飛ばされた」と警察に証言したという。

引用:YouTube@CNA_Taiwan
引用:YouTube@CNA_Taiwan

被害者のうち、40代の女性バイク運転手1人と女子中学生2人の計3人が病院に搬送される途中で死亡し、12人が負傷した。警察によると、加害車両は15人をはねた後も走行を続け、事故現場から約150m離れた交通島に衝突してようやく停止したという。

加害車両のエアバッグが作動し、運転していたAは右足の骨折と頭部の擦り傷を負ったものの、命に別状はないと報じられている。

警察は、Aの血液を採取して飲酒運転の有無を調べた結果、血中アルコール濃度は0%で現在詳しい事故原因を調査中だとしている。

この事故に対し、台湾のライチントー総統は19日夜、負傷者が入院している病院を訪れて見舞いの言葉をかけるとともに、行政院に特別対策委員会の設置を指示し、速やかに状況を把握するよう命じたという。

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