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100トンの貨物を90分で世界のどこへでも!米空軍の革命的ロケット輸送システム、2026年に軌道飛行試験実施

織田昌大 アクセス  

空軍の貨物ロケットプロジェクト、来年予備テスト開始

米空軍が、最大100トンの貨物を世界のどこへでも1時間30分以内に輸送できるロケットを開発中であると、科学専門メディア「ニューアトラス」が最近報じた。

報道によれば、米空軍研究所(AFRL)は「ロケットカーゴ(Rocket Cargo)」と呼ばれる輸送システムを開発しており、来年にも予備テストを開始する予定だ。

「ロケットカーゴ」は、スペースX創業者のイーロン・マスク氏が開発した「スターシップ」に似た構造を持ち、大量の貨物を搭載して準軌道へ発射される。1段目ロケットは分離後に垂直着陸し再利用され、貨物を積んだロケット本体は目標地域の上空から垂直に着陸する。

 

引用:AFRL
引用:AFRL

米空軍は、準軌道を利用して60〜90分以内に地球上のあらゆる場所へ着陸可能な、再使用型の輸送ロケットの開発を目指している。このロケットは、一度に最大100トンの貨物を運べる能力を備える。こうした大容量かつ再使用可能なロケットの開発は、現在、複数の企業が取り組んでいる分野だ。

ただし、空軍の最終目標は、既存の軍用輸送部隊に匹敵する高度な物流システムを構築することにある。仮に米本土から地球の反対側まで海兵隊の全兵力を一気に輸送できるロケットが実用化されれば、兵力展開にかかる時間やコストの大幅削減が可能になると期待されている。

引用:ロケット・ラボUSA
引用:ロケット・ラボUSA

このプロジェクトの一環として、AFRLは航空宇宙企業「ロケット・ラボUSA」と契約を結び、2026年までに「生存性テスト」と呼ばれる軌道飛行試験を実施する計画だ。この試験では、13トンの積載能力を持つロケット・ラボの中型再使用ロケット「ニュートロン(Neutron)」が使用される。実際の輸送任務に近い軌道で打ち上げられ、さまざまなデータが収集されるという。

試験では、遠隔測定装置を用いて、打ち上げから着陸、ロケットの回収に至るまでの過程で、温度、圧力、加速度、熱、構造要素、材料、機体システムなどに与える影響を詳細に測定する。

ロケット・ラボの創設者兼最高経営責任者(CEO)であるピーター・ベック氏は、「ニュートロンは、政府および企業ユーザーにとって、性能・経済性・信頼性の面で新たな基準を打ち立てる強力な手段になる」と語った。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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