暗号資産市場が回復基調を示す中、リップル（XRP）やソラナ（SOL）、シバイヌ（SHIB）の価格動向が注目を集めている。
リップルは5月初旬から狭いレンジ内で推移しているが、現在は2.32ドル（約335円）付近で、50日移動平均線と100日移動平均線の上方で支持を受けている。移動平均線のゴールデンクロスは通常、ボラティリティ拡大の兆候とされる。ただし、取引量は低水準にとどまっており、投資家の様子見姿勢が続いている。
ソラナは現在、主要暗号資産の中で最も強い上昇シグナルを示している。177ドル（約2万5,508円）近辺で取引されている中、ここ数週間で着実な上昇トレンドを形成している。50日移動平均線が100日移動平均線に接近しており、テクニカル分析上、強気シグナルが現れている。160ドル（約2万3,058円）付近のサポートも堅固な様子だ。
一方、シバイヌは0.000014ドル付近でサポートを受けているものの、上昇モメンタムを形成できていない。50日移動平均線と100日移動平均線が0.0000159ドル付近でレジスタンスとして機能しており、この水準を明確に突破しない限り、大幅な上昇は見込みにくい状況である。
市場専門家は「ソラナのテクニカル構造が最も堅固に見える」とし、「リップルとシバイヌは当面ボックス相場内での推移が続くだろう」との見方を示している。