マスク氏、顔に“アザ”でホワイトハウス登場
原因は息子エックス「かかってこい」に応じたパンチ

ホワイトハウスで開かれたドナルド・トランプ大統領との会談の場に、イーロン・マスク氏が右目にアザをつけて現れ、記者団の注目を集めた。
マスク氏が出席したのは、トランプ氏が連邦政府の構造改革と歳出削減の取り組みを称えるために開いた略式記者会見。かつて自身が率いた政府効率部(DOGE)のロゴ入り黒帽子をかぶって登場したが、その下から見えた右目の周囲には紫色の痕があった。
記者からの「大丈夫か」との問いかけに、マスク氏は「息子のエックス・アッシュ・エイトゥウェルブ(X Æ A-Xii)と遊んでいて、『かかってこい』と言ったら顔を叩かれた」と説明。5歳の息子とのじゃれ合いで生じた“負傷”だと明かした。
隣にいたトランプ氏も「気づかなかった」と姿勢を変え、傷を確認。「エックスがやったのか?」と尋ね、「彼を知っていれば、十分ありうる」と笑いを交えてコメントした。
エックスはマスク氏とカナダ人アーティスト、グライムスとの間の息子。マスク氏は2月のホワイトハウス訪問時にも肩車したエックスと共に登場し、先月のUFC大会ではマイアミ会場でトランプ氏と並んで観戦する様子が報じられた。
一方、ニューヨーク・タイムズ紙は、マスク氏が進めてきた政府改革プロジェクトについて「1兆ドルの歳出削減という目標には遠く及ばずに終わった」と指摘。「ビジネスと世評に打撃を受けた彼だが、ついに顔まで…」と皮肉交じりに評している。