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2025年06月07日土曜日
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【異例の迅速報道】北朝鮮がイ・ジェミョン当選を選挙翌日に報道、「敵対的二国関係」下でも高い関心示す

北朝鮮が韓国のイ・ジェミョン大統領当選のニュースを5日に報じた。北朝鮮が韓国の第21代大統領選挙に言及したのは今回が初めてだ。

朝鮮中央通信は韓国の大統領選挙から2日後の5日、「韓国で昨年の『12・3非常戒厳事態』により大統領が弾劾された後、2か月後の6月3日に大統領選挙が行われた」とし、「選挙では共に民主党候補の李在明(イ・ジェミョン)が第21代大統領に当選した」と論評を控えて簡潔に伝えた。北朝鮮住民向けの朝鮮労働党機関紙・労働新聞も6面に同内容を報じた。

これまで北朝鮮はユン・ソンニョル前大統領弾劾以降の大統領選について一切言及していなかった。2022年の第20代大統領選では選挙2日後に「保守野党・国民の力の候補ユン・ソンニョルが大統領に当選した」と報じていた。今回は進歩や保守への言及を避け、前回と同じタイミングで報道した。

韓国・慶南大学極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は「敵対的二国関係の宣言後、対南無視戦略と完全断絶措置を取った状況で、当選結果から1日で迅速に報じたことは、むしろ今回の大統領選に高い関心を持っていたことを示している」と分析した。過去の大統領選では韓国の選挙や政治を非難する表現が宣伝媒体に登場したが、今回は2023年末から北朝鮮が主張する南北間の「敵対的二国関係」に沿って言及を避けたとみられる。

北朝鮮はイ・ミョンバク前大統領が当選した2007年の第17代大統領選では1週間後に報道した。2012年の第18代選では翌日にパク・クネ前大統領の名前を省き、「セヌリ党の候補が僅差で当選した」と伝えた。ムン・ジェイン前大統領が勝利した2017年の第19代選では翌日に在日本朝鮮人総聯合会の機関紙・朝鮮新報が報じ、翌々日に官営メディアの朝鮮中央通信が関連記事を配信した。

引用:Newsis
引用:ニューシス

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