
中華圏を中心に新型コロナウイルス感染症(コロナ19)が再び拡大する中、台湾では端午節連休後にコロナ19による救急患者が9%増加したことが明らかになった。
4日付の中国時報や聯合報など台湾メディアによると、台湾の衛生福利部疾病管制署は2日、官民合同の「呼吸器感染症対策戦略会議」でこの内容を公表した。疾病管制署の羅一鈞副署長は、先月30日の端午節連休開始以降、コロナ19による救急外来患者が日々増加し、1日の全国救急外来患者数が2万7,837人となり、先月25日(2万5,521人)に比べると約9%増加したと述べた。
また、疾病管制署は先月25日から31日までのコロナ19による救急患者が6万2,755人に上り、先月27日から今月2日には生後5か月の女児を含む132人のコロナ19重症患者が発生し、195人が死亡したと付け加えた。関係者は、コロナ19による救急患者数と重症患者数がそれぞれ今年最多を記録したと説明した。
これに先立ち、疾病管制署の莊人祥署長は先月28日、最近の傾向から判断すると、コロナ19が猛威を振るい、8月9日までに計171万人が感染すると予測されると明らかにしていた。