韓国のイ・ジェミョン大統領が大統領記念時計に関する質問に「そんなものが何の必要があるのか」と反応を示す中、イ大統領が着用していた腕時計が4万ウォン（約4,300円）相当の国産品であることが明らかになった。
9日、イ大統領が石破茂首相と電話会談している写真で、黒い革バンドの腕時計を着用している姿が確認された。
この製品はE-Land (イーランド)傘下のジュエリーブランドOSTの「ムーンライトガーデン・ブラックレザー・メンズ・カップル腕時計」で、2019年に発売された。定価は5万9,900ウォン（約6,400円）だが、一部のオンラインショップでは3万9,900ウォン（約4,260円）で販売されており、現在は品切れ状態だという。
また同日、共に民主党のチョン・ヒョニ最高委員がユーチューブ番組『キム・オジュンのニュース工場』に出演し、イ大統領にまつわるエピソードを紹介した。
チョン最高委員によると、イ大統領との会食を終えた数人の議員が席を立つ際、「大統領の時計はないのか」と尋ねたという。歴代大統領は行事の際、招待者に内部規定に従って記念品を贈呈してきた。大統領の名前が刻まれた「記念時計」が人気を集めていた。
しかし、イ大統領は「そんなものが何の必要があるのか」と答えたという。チョン最高委員は「予算を無駄遣いしようとしない姿勢が感じられた」と付け加えた。
一方、イ大統領が大統領選の候補者だった当時、民主党のシンボルカラーである青と国民の力のシンボルカラーである赤を組み合わせたスニーカーも品切れになったことがある。この製品はリーボックが2022年に発売したクラシックレザー「GY1522」モデルで、定価8万9,000ウォン（約9,500円）のユニセックススニーカーだ。