「ヨルダン方面の陸路を優先的に選択するよう勧告」
イスラエルとイランの対立が激化する中、中国政府はイスラエル在留の自国民に対し、早急に陸路での出国を再度促した。
在イスラエル中国大使館は17日（現地時間）、公式SNSアカウントを通じて「現在、イラン・イスラエル間の衝突が継続的に激化し、民間施設が被害を受け、民間人の死傷者が増加するなど、安全状況がさらに悪化している」と発表した。
大使館は「ここ数日、在イスラエル中国人から空港の再開時期や航空便の運航再開について問い合わせが相次いでいる」とし、「現在、イスラエルの空域は依然として閉鎖されており、政府は国家非常事態宣言を今月末まで延長した」と説明した。
そのうえで「自国民の安全を確保することを前提に、可能な限り早く陸路での出国を改めて呼びかける」とし、「ヨルダン方面の陸路を優先的に選択するよう勧告する」と付け加えた。
大使館はホームページでも「地域の安全状況が深刻かつ複雑であるため、イスラエル在留の中国国民は現状を注視し、イスラエル民間防衛庁が発表する安全警報や避難指示を厳守するよう重ねて要請する」と述べた。
一方、大使館は15日、ホームページで「イスラエルがイランに対する軍事作戦を開始し、イランがイスラエルへの報復攻撃を発表するなど、両国の安全状況が複雑化している」とし、「在イラン・イスラエル中国大使館および領事館は、両国内の中国国民に対し、地域情勢に注意を払い、警戒レベルを高く保ち、非常事態に備えて危険な地域や場所への立ち入りを控えるよう呼びかけている」と発表した。