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2025年06月19日木曜日
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イスラエルが「この情報」を根拠に先制攻撃を決断…イラン核物質隠匿と科学者・IRGC空軍接触予定を察知

「イランの核開発速度、ルビコン川を渡った」との判断

引用:CNN

イスラエルのイラン核施設への先制攻撃に関連し、イスラエル情報機関はイランが相当量の核物質を隠匿していると把握したとされる。また、イランの核プログラムの中核的科学者らがイラン軍首脳部と接触予定だったとの情報も入手したとみられる。

英エコノミスト誌は、イスラエルがこの情報を基にイランの「核兵器開発」が差し迫っていると結論付け、イランとの戦争を開始したと報じた。この情報は米国など同盟国とも共有されたという。同誌は「信頼できる情報筋」を引用し、18日(現地時間)に報じた。

報道によると、イスラエルはイランが国際原子力機関(IAEA)の監視網を回避し、相当量の核物質を貯蔵していると見ている。

ただし、隠匿された核物質の正確な所在地や量、濃縮度などの詳細は明らかになっていない。

IAEAは今月9日、イランが公式に高濃縮ウラン400kgを保有していると発表した。

イスラエル情報機関はまた、イランの核開発プログラムの日程が加速していた事実を把握し、同盟国に開示した。

この情報によると、イランの核開発プログラムの中核的科学者らが2019年に秘密裏に結成した「特別推進グループ」が昨年末から核兵器開発プログラムの速度を上げていたという。

特別推進グループは、イラン最高指導者のハメネイ師が核兵器製造を決断する可能性に備え、事前に核兵器開発の速度を加速させる役割を担っていたとされる。

この時期、イランはイスラエルへのミサイル攻撃が目立った成果を上げられず、むしろイスラエルの攻撃により防空網が大きく損傷していた。エコノミスト誌は、イランが局面打開のために核兵器開発の日程を前倒しした可能性を指摘している。

イスラエルは特に、イランの科学者らとイランの精鋭部隊であるイラン革命防衛隊(IRGC)空軍首脳部が接触予定だった事実も察知し、同盟国に開示したとされる。

IRGC空軍はイランの弾道ミサイルを運用している。

エコノミスト誌によると、イスラエルはこの会議が核開発の「ルビコン川」を渡ったと判断したという。

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