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2025年07月05日土曜日
ホームニュース【挑発に応戦】中国戦闘機の異常接近に護衛艦「たかなみ」台湾海峡を堂々通過!中国がピリつく異例の展開

【挑発に応戦】中国戦闘機の異常接近に護衛艦「たかなみ」台湾海峡を堂々通過!中国がピリつく異例の展開

引用:防衛相

海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が12日に台湾海峡を通過したことが確認されたと、20日、共同通信が報じた。

複数の外交筋によると、「たかなみ」は12日に東シナ海から台湾海峡に進入し、約10時間かけて南下したという。その後、フィリピンのルソン島沖に向かった。航行の全行程は中国軍東部戦区が追跡・監視したとされる。

共同通信は、今回の航行が台湾に対する軍事的圧力を強める中国を牽制する目的だと伝えた。ただし、7~8日に中国戦闘機が日本の海上自衛隊哨戒機に接近した直後に行われたため、日中間の緊張がさらに高まる懸念が指摘されている。中国当局が今後、日本側に抗議する可能性も示唆されている。

政府はこれまで、中国を刺激しないよう海上自衛隊艦艇の台湾海峡通過を控えてきた。しかし、最近の中国の覇権主義的行動が深刻化していることから、強硬な対応が必要と判断し、方針を転換した。台湾海峡を航行可能な国際水域とみなし、軍艦を通過させる米国などと足並みを揃える対応に転じたとされる。

「たかなみ」は台湾海峡を南下し、南シナ海に出た後、フィリピン海軍との合同軍事演習に参加した。自衛隊護衛艦の台湾海峡通過が公表されたのは、昨年9月と今年2月に続き今回が3回目となる。「たかなみ」は14日、フィリピン海軍艦艇と南シナ海で対潜水艦戦訓練を実施した。訓練中、中国海軍艦艇2隻が接近し、監視活動を行ったと伝えられている。

これに先立ち防衛省は、今月7~8日に中国の戦闘機が自衛隊哨戒機に「異常接近」したとして、「偶発的な衝突を引き起こす可能性があるため(中国側に)深刻な懸念を表明し、再発防止を強く要求した」と前日発表した。防衛省によると、中国海軍の空母「山東」に搭載されたJ-15戦闘機が7日の午前10時30分頃から約40分間、自衛隊のP-3C哨戒機を追尾飛行したという。その際、J-15は高度差のない状況で哨戒機に約45メートルまで接近した。

8日にも、J-15戦闘機が午後2時頃から1時間20分間、前日と同様の方法で哨戒機を追尾した。中国の戦闘機は日本の哨戒機の前方900メートルの距離で進路を遮るように空中を横断したという。当時、J-15戦闘機にはミサイルと思われる物体が搭載されていたと読売新聞が伝えた。

中国軍は最近、台湾海峡で演習を繰り返している。また、中国軍用機が暗黙の「停戦ライン」に相当する台湾海峡の中間線を越えて防空識別圏に侵入する事例も頻発している。

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