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2025年06月29日日曜日
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【早すぎる猛暑】6月中旬に梅雨前線消失で猛暑日続出!東京で熱中症搬送117人、53人が重症…健康被害深刻化

引用:AFP通信
引用:depositphotos

早すぎる猛暑が襲い、少なくとも4人が熱中症で命を落とした。30度を大きく上回る暑さが続き、特に弱者を中心に死者が相次いでいる。

22日、NHKによると、17日から始まった異常高温がこの日まで続いているという。

17日、神奈川、静岡、埼玉、群馬などの各県で熱中症の症状で病院に搬送された4人が死亡。18日には3人、22日には2人が熱中症で病院に搬送されたが、命を取り留めることができなかった。

熱中症による死者の大半は65歳以上の高齢者で、畑や車内など暑さに弱い場所で意識不明の状態で発見された。18日だけで東京では117人が熱中症で病院に搬送され、そのうち53人が重症だったと消防当局は報告している。

気象庁によると、東京を含む埼玉県の一部地域では、日中の最高気温が37度を超え、群馬県、東京、大阪などでも33~36度の高温を記録。全国的に熱中症警報が発令された。

香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、東京大学気候システム研究科の教授、今田由紀子さんは「気温観測以来、6月中旬に150か所以上の地域で35度を超える猛暑が発生したのは初めてで、梅雨の真っ只中に季節性降水前線が消失したのも初めて」と述べ、「最近の暑さは異例の現象だ」と評価した。

今田さんは「この程度の猛暑の主な原因は、日本列島上空に位置する太平洋高気圧の季節的な拡大に関連している」とし、通常、太平洋高気圧は7~8月の間に拡大すると説明。平年より約1か月早く猛暑が訪れたという。

さらに「直近3か月の予報が懸念すべき数値を示している」とし、今年の気温が平年を上回る見通しを示した。

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