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2025年06月27日金曜日
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【NATOに対抗】プーチン、極超音速ミサイル「オレシニク」量産開始!「誰も迎撃できない」ミサイルを前線投入へ

引用:depositphotos

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は23日(現地時間)、昨年初めて公開した最新の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」の大量生産を開始したと発表した。タス通信によると、プーチン大統領はこの日、クレムリンで開かれたロシア軍高等教育機関の優秀卒業生を招いた席で、「戦闘条件下で極めて高い性能を実証した最新の中距離ミサイル『オレシニク』の量産が進行中だ」と述べたという。

ロシアは昨年11月、ウクライナが西側製の長距離ミサイルでロシア領土を攻撃したことへの対抗措置として、ウクライナに向けてオレシニクを試験発射し、このミサイルを初めて公開した。ロシアは現在の技術ではオレシニクを迎撃することは不可能だと主張しており、このミサイルをベラルーシに配備する方針を明らかにしている。

プーチン大統領は中東情勢が急速に悪化するなど国際情勢が急変していると指摘し、「地政学的緊張が高まる状況下で、我々はロシアと同盟国の安全保障を強化するため、適切な措置を継続して講じる」と述べ、軍の近代化を進める方針を強調した。

特に地上・海上・空中配備の3本柱からなる核戦力に注力するとし、最新型のヤルスミサイルを戦略ミサイル軍に配備するほか、年内にTu-160M戦略爆撃機で航空戦力を増強すると明言した。さらに、現代戦におけるドローンの重要性の高まりを受け、無人システム軍を新設する計画も明らかにした。

プーチン大統領は、ロシアと対立する北大西洋条約機構(NATO)が近く首脳会議で新たな大規模軍事プログラムを発表し、軍事予算を拡大する予定だとした上で、「世界の軍事化と軍拡競争を煽っているのが誰なのかは明白だ」と批判した。

また、NATO首脳部が繰り返しロシアの欧州侵攻の可能性に言及していることについて、「彼らは毎年このような恐怖を煽る捏造を繰り返している」と指摘し、「これは自国民を欺いて金を搾り取るためのもので、我々は厚かましい嘘に直面している」と非難した。

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