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【EV王者の失速】BYD、生産3割削減とライン凍結 過剰供給と価格競争のツケ

有馬侑之介 アクセス  

引用:BYD

中国の電気自動車大手BYDが、ここ数か月間で一部工場のシフト削減や生産ライン増設計画の延期など、生産ペースを落としている。これは中国内での電気自動車市場の激しい競争により在庫が増加したためとみられる。その結果、輸出攻勢をさらに強めると予想される。

ロイターが25日(現地時間)、関係筋の話として伝えたところによると、ここ1、2年で急成長し世界最大の電気自動車メーカーに躍り出たBYDは、最近一部工場で生産量を約3分の1削減したという。また、ある関係者によれば、一部の新規生産ラインの構築計画も中止したという。ある情報筋はこの措置がコスト削減のためだと述べ、別の情報筋は売上が目標に届かなかった後に実施されたと語った。

この日、香港上場のBYD株価は約1%下落した。

昨年、中国を中心に約427万台の自動車を販売したBYDは、今年は約30%増の550万台販売を目指している。同社は中国内に少なくとも7つの自動車工場を持つ。

引用:depositphotos

中国自動車工業協会(CAAM)のデータによると、BYDの生産量増加率は4月と5月にそれぞれ前年同期比13%、0.2%増と鈍化した。これは両月とも2024年2月以来の最低水準だ。BYDは2023年第2四半期と2024年第2四半期から月間生産量を増やし始めた。しかし、今年の4月と5月の平均生産量は2024年第4四半期比で29%減少した。

BYDは最近、最低価格モデルの価格を55,800元(約112万7,777円)に引き下げ、中国の電気自動車価格競争を激化させ、中国の自動車株が軒並み下落した。

中国自動車流通協会(CADA)が5月に実施した調査によると、BYDディーラーは中国内の全ブランドの中で最も長い平均3.21か月分の在庫を抱えていることが判明したという。業界全体の在庫水準は1.38か月分だ。

先月、中国の国営メディアは山東省東部にあるBYDの大型店舗が営業を停止し、最大20店舗が放棄されるか閉鎖されたと報じた。

在庫の上昇を受け、中国の自動車ディーラー業界団体、全国工商聯汽車経銷商商会(CADCC)は6月初旬、自動車メーカーに対し、ディーラーへの過剰な車両在庫押し付けを止め、販売実績に基づいて合理的な生産目標を設定するよう要請した。また、ディーラーの資金繰り改善のため、自動車メーカーに30日以内のキャッシュバック支払いを求めている。

激化する価格競争を背景に、中国の規制当局は最近数か月間、自動車部門への監視を強化している。長年の商慣行により、サプライヤー、自動車メーカー、ディーラーが圧迫されているためだ。

中国の自動車メーカーは、国内市場の販売増加が鈍化し在庫が積み上がる中、海外輸出に注力している。BYDは今年の5か月間で176万台の車両を販売し、そのうち約20%を輸出した。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

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