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2025年06月26日木曜日
ホームニュースイラン大統領がカタールに“平謝り” 米軍基地攻撃の余波で低姿勢の釈明…カタール首長の返答は?

イラン大統領がカタールに“平謝り” 米軍基地攻撃の余波で低姿勢の釈明…カタール首長の返答は?

引用:Responsible Statecraft
引用:Responsible Statecraft

24日(現地時間)、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領がカタールのタミーム首長と電話会談を行い、カタール国内にある米軍基地への攻撃について「決してイランとカタールの間に敵対関係があるわけではない」と説明した。

大統領府の公式ウェブサイトに掲載された声明によると、ペゼシュキアン大統領はこの通話を通じて「友好的な姿勢」を示し、カタールが示した反発をなだめる努力をしたとされる。彼は「昨日の攻撃は、米国が公然とイスラエル軍にイラン領への侵攻を指示し、それに関与したことへの直接的な報復に過ぎない」としたうえで、「カタールという友人かつ兄弟国家への攻撃ではない」と強調した。

さらに、「イラン政府と国民は、カタールが常に誠意を持って我々を支援してくれていることを理解しており、深く感謝している」と述べた。加えて「アラブ世界の一員として、我々は困難な時期にこそ共感と連帯を育んできた」とも語った。

ペゼシュキアン大統領は今後、カタールとの「建設的な友情と兄弟関係」をさらに拡大していく意向を示し、「近いうちにドーハを訪問し、両国の絆をより深める方策について協議する」とも明かした。

一方、カタール側も電話会談の内容を発表し、タミーム首長は「これは親しい友人との重要な対話だった」と述べ、イランとの「深い友情」を再確認したと強調。さらに「カタールは中東の安定に向けて積極的に動いており、イスラエルによるイラン領への攻撃を防ぐために努力してきた」と語った。

そのうえで、「カタール国内にある米空軍基地がイラン攻撃に使われた事実は一切なく、今後もそのような目的で使わせることはない」と明言した。

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