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2025年06月27日金曜日
ホームニュース「TikTok中に銃殺」告発直後、25歳インフルエンサーが生配信中に9発撃たれ絶命…ベネズエラで何が起きているのか?

「TikTok中に銃殺」告発直後、25歳インフルエンサーが生配信中に9発撃たれ絶命…ベネズエラで何が起きているのか?

引用:ニューシス
引用:ニューシス

ベネズエラで、25歳のインフルエンサーがTikTokライブ配信中に何者かに銃撃され、その場で命を落とすという衝撃的な事件が発生した。被害者は配信の直前、高官と凶悪犯罪組織の癒着を告発していた。

英『デイリーメール』などの報道によると、犠牲者はコンピュータープログラマーのヘスス・サルミエント。24日(現地時間)、自宅からTikTokでライブ配信を行っていた最中、突然武装した2人組の男が画面に現れ、発砲。映像はその場で途切れ、サルミエントは少なくとも9発の銃弾を受けて死亡した。

動画には彼が「撃たれた」と叫びながら血を流し、母親が外からドアを叩いて助けを求める声もそのまま記録されていた。母親も腹部を撃たれたが、一命は取り留めたという。

事件当日、サルミエントはSNSに一連の告発投稿を公開。警察と国家高官が犯罪組織と結託し、自身を脅迫していると主張していた。ライブ中には自宅の住所を繰り返し叫び、国家情報機関であるボリバル国家情報局に直接助けを求めていた様子も映っている。

彼が名指ししたのは、麻薬密売や誘拐、殺しの請負などを中南米全域で展開してきたベネズエラの悪名高いギャング団。アメリカ政府がテロ組織に指定するほどの規模を誇る集団で、2023年にはトコロン刑務所を拠点とした運営が大規模軍事作戦によって崩壊。その後、リーダー格のフローレスは現在も逃亡中とされる。

事件を受け、ベネズエラ検察当局は即座に捜査を開始。タレク・ウィリアム・サーブ検事総長は「被害者が生前に明確な脅迫を訴えていた以上、この事件は重大犯罪と見なす」とし、「犯人を徹底的に追跡し、厳正に処罰する」と表明した。

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