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2025年07月04日金曜日
ホームニュース【糖尿病250万人超】台湾、糖尿病増加で「砂糖税」導入検討 台湾人の7割支持で、「タピオカ」規制始まるか

【糖尿病250万人超】台湾、糖尿病増加で「砂糖税」導入検討 台湾人の7割支持で、「タピオカ」規制始まるか

引用:gettyimagesBank
引用:gettyimagesBank

台湾で肥満による糖尿病患者が増加していることを受け、砂糖を多く含む飲料や菓子類に課税する、いわゆる「砂糖税」の導入が必要だとの声が上がっている。

30日付の聯合報など台湾メディアによると、台湾健康連盟(THA)が実施したオンライン調査で、台湾人1,113人を対象に砂糖税について尋ねたところ、全体の73.8%が砂糖税の導入に賛成と回答していたことが明らかになった。

また、回答者の39.9%が「週に3回以上、砂糖入り飲料を飲んでいる」と答え、92.3%は「砂糖を含む飲料が健康に悪影響を与える」と認識していたという。

台湾健康連盟は、衛生福利部の統計を引用し、台湾の人口約2,300万人のうち、糖尿病患者はすでに250万人を超えていると報告した。

世界保健機関(WHO)は1日の砂糖摂取量を25g未満に抑えることを推奨しているが、台湾で人気の700mlサイズのタピオカ入りミルクティー「珍珠奶茶(ジェンジューナイチャー)」には、それを大幅に上回る60g以上の砂糖が含まれていることが分かっている。

台湾健康連盟の関係者は「砂糖税を導入することで、肥満や糖尿病の主な要因とされる加糖飲料の価格を引き上げ、無糖飲料には減税などの優遇措置が可能になる」と述べたうえで、「これにより、企業の健康志向製品の開発が促進されるだろう」と強調した。

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