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2025年07月05日土曜日
ホームニューストランプ氏、「直筆メッセージ」でFRBの利上げ政策を痛烈批判!パウエル議長に「辞めればいい」と圧力強化

トランプ氏、「直筆メッセージ」でFRBの利上げ政策を痛烈批判!パウエル議長に「辞めればいい」と圧力強化

引用:Truth Social@realDonaldTrump
引用:Truth Social@realDonaldTrump

米国のドナルド・トランプ大統領は30日(現地時間)、自身の利下げ要求に応じていない米連邦準備制度理事会(FRB)とジェローム・パウエルFRB議長に再び圧力をかけた。ホワイトハウスもFRBが政治的に動いていると批判に加わった。

トランプ大統領はこの日、SNSの「トゥルースソーシャル」に世界44か国中、米国が35位に位置する各国の政策金利ランキング表の上に、FRBの利上げを批判する自筆メッセージを書き込んだ画像を投稿した。

トランプ大統領はこの自筆メッセージで「ジェローム氏、君はいつもの通り遅すぎる」と述べ、「君は米国に巨額のコスト(高金利による多額の国債利払いを指すと解釈される)を課してきたし、今後もそうだろう」と主張した。

さらにトランプ大統領は「君(パウエル議長)は政策金利を大幅に引き下げるべきだ」と明言し、「数千億ドルを(高金利による国債返済コストの増加で)失っている」とし、「(米国には)インフレもない」と付け加えた。

トランプ大統領はまた、トゥルースソーシャルへの投稿で、米国より政策金利が低い国が34か国に達することについて「ジェローム氏は『トゥー・レイト』(Too Late・遅すぎる)、パウエルとFRB理事全員は自ら恥じるべきだ」と記した。そして「我々は1%かそれ以下の金利を支払うべきだ」とし、現在の4.25~4.50%の政策金利を1%またはそれ以下の水準まで大幅に引き下げるようFRBに促した。

トランプ大統領は27日には、任期が来年5月までのパウエル議長について「彼が望むなら(早期に)辞任すればいい」と発言している。

ホワイトハウスもFRBへの圧力に加わった。ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官はこの日の定例ブリーフィングで、ニューメディアから招かれた人物が「政治的なパウエル議長を、なぜ解任しないのか」と質問すると、「良い質問だ」とし、「トランプ大統領が決定すべきことなので、彼に聞くべきだ」と答えた。

続けて「FRBの政治化を指摘するのは正しい」とし、「残念ながら、パウエル議長はジョー・バイデン前政権の大統領選前に何度も利下げを行い、今は拒否している」と述べた。

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