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2025年07月01日火曜日
ホームニュース「今年最悪の惨劇」メキシコで無造作に放置された遺体20体が発見…麻薬密売カルテルの抗争か、当局が緊急捜査中

「今年最悪の惨劇」メキシコで無造作に放置された遺体20体が発見…麻薬密売カルテルの抗争か、当局が緊急捜査中

引用:ミチョアカン州
引用:ミチョアカン州

メキシコ西部のシナロア州で、計20体に及ぶ遺体が見つかる衝撃的な事件が発生した。現地当局は、麻薬密売組織同士の抗争が背景にある可能性が高いとして、捜査を進めている。

メキシコ現地メディアによると、遺体は州都クリアカン近郊の国道15号線沿いで発見された。うち16体は道路脇に放置された貨物トラックの荷台に無造作に積み重ねられており、残る4体は頭部のない状態で橋の上に吊るされていたという。地元メディアはこれを「今年最悪の残虐事件」と報じている。

クリアカンは、現在アメリカで服役中の麻薬王ホアキン・グスマン(通称「エル・チャポ」)が率いていた「シナロア・カルテル」の拠点のひとつとして知られている。近年、このカルテルの幹部級メンバーが相次いで逮捕されたことで、組織内の分裂と主導権争いが激化。分派「ロス・チャピトス」と「ロス・マヨス」間の緊張が高まっていた。

昨年も同地域の国道15号線で、手を縛られ帽子をかぶせられた5体の遺体が見つかる事件があり、当局は今回の事件についても同様の構図を想定している。

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