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2025年07月04日金曜日
ホームニュース習近平氏、「失脚説」意識してか自ら「健在アピール」!「党を厳格管理せよ」と猛訓示、幹部は頭を下げメモに必死

習近平氏、「失脚説」意識してか自ら「健在アピール」!「党を厳格管理せよ」と猛訓示、幹部は頭を下げメモに必死

引用:CCTV

中国の習近平国家主席は30日、党のより厳格な管理を表明し、党幹部に党性の強化を求めた。最近浮上した自身の失脚説や公職者の禁酒令に対する反発・混乱への対応として、「引き締め」に乗り出したとみられる。頭を下げて習主席の発言をメモする党幹部の姿も映像で公開され、習主席の健在ぶりを示した。

中国の国営メディアによると、中国共産党中央政治局はこの日の午後、「四風」(四つの悪しき風潮)の是正をテーマに第21回集団学習会を実施した。四風は形式主義、官僚主義、享楽主義、贅沢の風潮を指す。習主席は「自己革命は我が党の混乱、興亡の歴史的周期から脱する第二の答えだ」とし、「作風(仕事に対する姿勢)の改善から全面的かつ厳格な党管理を推進することが新時代の党自己革命の重要な経験だ」と述べた。

習主席は特に「指導幹部は高位幹部として自己革新に率先して取り組むべきだ」と述べ、党性の強化を強調した。彼は「理想と信念を確固たるものとし、党への忠誠を強固にし、清廉潔白を保たねばならない。人材の選抜・任用においても党性の審査を強化すべきだ」と強調した。

中国中央テレビ(CCTV)の報道で集団学習会の様子も公開された。約6分間の映像で、習主席が幹部に規律強化を求める中、最近軍権力が集中し習主席と権力闘争を繰り広げているとされる張又侠・党中央軍事委員会副主席を含む全幹部がこれをメモしていた。

集団学習会は中国共産党の指導部が定期的に行う学習会で、習主席が主宰しテーマも決定する。この日のテーマを「四風の是正」とし関連発言を行ったのは、党幹部の規律強化を図るためとみられる。5月から高位公職者の飲酒と私的会合を全面的に制限し始めたのに続き、習主席自ら規律強化を求めたことになる。最近、海外の反中メディアやシンクタンクなどで浮上している失脚説を意識し、自身の健在ぶりを示す意図もあるとみられる。

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