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2025年07月04日金曜日
ホームニュースハマスがトランプ提案を"国家レベルで検討"も、ネタニヤフ「ハマス完全壊滅」で交渉決裂の危機

ハマスがトランプ提案を”国家レベルで検討”も、ネタニヤフ「ハマス完全壊滅」で交渉決裂の危機

引用:Depositphotos

イスラム武装組織ハマスが、ドナルド・トランプ米大統領の提案したイスラエルとの停戦案を検討していると明らかにした。しかし、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はハマス壊滅の方針を改めて強調し、停戦交渉は難航が予想される。

ハマスは2日(現地時間)発表の声明で「トランプ大統領の提案について国家的レベルでの協議を進めている」とし、「侵攻の中止、イスラエル軍の撤退、ガザ地区住民への支援を保証する合意が目標」だと述べた。

停戦案は、ハマスが生存している人質10人をまず解放し、死亡した人質の遺体も返還することを条件に、60日間の停戦状態を維持する内容を含んでいる。残りの人質は全面的な終戦後に解放される方式だ。

この案は、トランプ大統領側がスティーブ・ウィトコフ中東特使を通じてカタールとエジプト側に伝えたとされる。ハマスのタヘル・ヌヌ報道官は「合意に真摯に取り組む用意があり、完全な終戦に至る明確な方案であれば、何でも受け入れる準備ができている」と述べた。

停戦の動きは、トランプ大統領とネタニヤフ首相のホワイトハウスでの会談を前に出てきた。ネタニヤフ首相はこの日、交渉案には言及せず、ガザ地区での人質全員の解放とハマスの壊滅という二つの目標を再度強調した。

イスラエル南部アシュケロンを訪れたネタニヤフ首相は「ハマスは消滅するだろう。ハマスが支配する国家は二度と存在しない」とし、「ハマスの壊滅と人質の解放は矛盾しない。我々は二つの目標を同時に達成する」と述べた。

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