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【仮想通貨】ビットコイン11万2千ドル突破で史上最高値更新…エヌビディア時価総額4兆ドル達成でハイテク株ラリー、仮想通貨に資金回帰

荒巻俊 アクセス  

仮想通貨の代表格「ビットコイン」が約1か月半ぶりに史上最高値を更新した。人工知能(AI)銘柄の雄「エヌビディア」が牽引したハイテク株の強気相場が、リスク資産への投資意欲を復活させた形だ。

9日(現地時間)のCNBCによると、ビットコイン価格はこの日午後4時直前に11万2,052.24ドル(約1,638万7,002円)まで急騰した。ビットコインが11万2,000ドル(約1,637万9,362円)を超えたのは今回が初めてだ。5月22日に記録した従来の最高値(11万1,999ドル・約1,637万8810円)を約1か月半ぶりに更新した。

引用:Depositphotos

この日のビットコイン上昇は、米株式市場のハイテク株のラリーと軌を一にしている。エヌビディアは取引中に時価総額が一時4兆ドル(約585兆407億円)を突破した。ハイテク株主体のナスダック総合指数は史上最高値で取引を終えた。投資家が米トランプ政権の追加関税発表などの悪材料を消化し、リスク選好モードに回帰したことと軌を一にしている。

最近のビットコインは、現物上場投資信託(ETF)を通じて数十億ドル規模の資金が流入したにもかかわらず、狭いレンジでの上下動を繰り返していた。しかし第2四半期に入り、上場企業のビットコイン購入規模がETF資金流入を上回るなど、機関投資家の安定した需要が価格を下支えしていた。

専門家らは概ね強気相場が続くとの見方を示しつつも、慎重な姿勢を崩していない。暗号資産の取引会社「クロノス・リサーチ」のビンセント・リウ最高投資責任者(CIO)は「現在のトレンドは明らかに強気」としながらも、「利益確定や景気動向の変化が調整を引き起こす可能性があるため、警戒を怠ってはならない」と指摘した。

一方、スタートアップ企業「ウラン・デジタル」のライアン・ゴーマン(Ryan Gorman)最高戦略責任者(CSO)は「強気の投資心理と薄い取引量を背景に、来週末までに価格が12万ドル(約1,755万534円)を突破する可能性がある」との見通しを示した。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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