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2025年07月24日木曜日
ホームニューストランプ政権、パウエル議長「切り捨て」手続き加速!FRB人事で市場に戦慄、ドル売り呼ぶ懸念も

トランプ政権、パウエル議長「切り捨て」手続き加速!FRB人事で市場に戦慄、ドル売り呼ぶ懸念も

引用:BBC

スコット・ベッセント米財務長官は、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の後任を探すための「公式な手続き」が既に始まったと明らかにした。また、パウエル議長の任期が来年5月に満了するFRB議長職に加え、2028年1月に満了するFRB理事の任期も辞任すべきだと示唆した。

ベッセント長官は15日(現地時間)の午前、ブルームバーグとのインタビューで、そうした取り組みが既に始まっているかとの質問に対し、このように答えた。彼は「優秀な候補者が多数いるため、どの程度迅速に進むか注視する必要がある」とし、「これはドナルド・トランプ米大統領の決定事項であり、彼のペースで進められるだろう」と付け加えた。

ベッセント長官はさらに、パウエル議長が議長の任期を終えた後も理事としてFRBに留まることは混乱を招くと指摘した。ベッセント長官は「伝統的にFRB議長は理事職も辞任するが、次期FRB議長の指名を前に混乱を引き起こすという懸念が多く聞かれる」と述べた。また、「前任のFRB議長が引き続きFRB理事を務めるなら、市場に大きな混乱をもたらすだろう」と言及した。

通常、FRB議長はFRB理事の中から選出される。パウエル議長の議長任期は来年6月までだが、理事任期は2028年1月末に満了する。

ウォール街のアナリストらは、トランプ政権がパウエル議長を解任し、FRBの独立性が損なわれる場合、米ドルと米国債の売却が加速すると予想していた。この日、米東部時間の早朝に下落傾向を示していた10年物米国債の利回りは、午前7時45分頃(米東部時間)に4.429%へと上昇に転じた。2年物国債の利回りは3.919%で、2ベーシスポイント(1bp=0.01%)上昇した。

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