
イエメンのフーシ派は16日(現地時間)、イスラエルのベン・グリオン国際空港を弾道ミサイルと無人機で再び攻撃したと発表した。
Newsisの報道によると、フーシ派系のアルマシラTVや新華社通信などの海外メディアは、ヤヒヤ・サリー報道官の声明を伝えた。サリー報道官は、今回の攻撃によりベン・グリオン国際空港の運航が一時停止し、数千人のイスラエル市民がシェルターに避難したと述べた。フーシ派の攻撃は目標を達成したと述べた。
さらにサリー報道官は、イスラエルのネゲブ砂漠にあるディモナ市の南東約6.5kmに位置する「イスラエル軍の核施設」も攻撃可能であることを示唆した。
フーシ派は今後も、紅海を航行するイスラエル関連船舶やイスラエル向けの貨物船に対する軍事的攻撃を継続すると表明した。
一方、イスラエル国防軍(IDF)は同日、SNSで「フーシ派による攻撃と爆発物はすべて迎撃に成功し、イスラエル側で人的被害や物的損害は確認されていない」と主張した。
イエメンのフーシ派反政府勢力は今月1日と5日にも、イスラエル・テルアビブ近郊にあるベン・グリオン国際空港を極超音速弾道ミサイルで攻撃したと発表している。
フーシ派系のアルマシラTVは5日、「ミサイル部隊が『パレスチナ2型』極超音速弾道ミサイルを使用し、ロッド空港(ベングリオン空港の旧名称)への攻撃作戦を実行した」と報じた。
一方、タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)によると、イスラエル国防軍(IDF)はフーシ派が発射したミサイルをすべて迎撃したと主張している。
フーシ派は2023年10月、ハマスによるイスラエル攻撃をきっかけにガザ紛争が勃発して以降、ガザのパレスチナ人との連帯を掲げ、紅海でのイスラエル関連船舶への攻撃やイスラエル本土への空爆を継続している。
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