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2025年07月18日金曜日
ホームニュース【米国務省も懸念】イスラエル、"ドゥルーズ弾圧への報復"でシリア軍司令部を空爆…死亡者も確認

【米国務省も懸念】イスラエル、”ドゥルーズ弾圧への報復”でシリア軍司令部を空爆…死亡者も確認

シリア首都中心部の軍司令部を標的に

イスラエル「ドゥルーズ族への暴力弾圧への対応」

引用:アルジャジーラ

イスラエルがシリアの首都、ダマスカスを空爆し、国防省を含む軍司令部を直撃した。中東での紛争拡大を懸念する米国務省は強い懸念を示した。

16日(現地時間)、AP通信やワシントン・ポスト(WP)、イスラエル国防軍(IDF)の発表によれば、イスラエル軍による今回の空爆で、シリア国防省に隣接する4階建ての建物の一部が破壊されたという。

イスラエル軍は声明で「ダマスカスにあるシリア政権の大統領官邸近くの軍司令部を攻撃し、軍事目標の破壊に成功した」と発表した。さらに「シリア政府軍による南部ドゥルーズ派への暴力的弾圧への対応だ」と付け加えた。

イスラエル国防省もこの空爆について「シリア政府がスワイダーから部隊を撤退させず、ドゥルーズ派への弾圧を続ける場合は、攻撃を一層強化する」と警告した。

AP通信はシリア保健省の発表を引用し、「この空爆でダマスカスでは少なくとも1人が死亡、18人が負傷した」と伝え、空爆開始直後にはアルジャジーラが現場から生中継で状況をリアルタイムで報じた。

国際社会は、イスラエルによるシリア首都への爆撃を受け、中東地域の緊張が一層高まることを懸念している。異例にも、イスラエルの武力行使に対して米国務省も懸念を示した。

マルコ・ルビオ米国務長官は空爆の報道を受け、「イスラエルとシリアが接触しており、事態の収束を望む」と述べる一方で、「深刻な懸念」を表明した。

国際社会はイスラエルの空爆を非難している。トルコ外務省は声明で「イスラエルの攻撃はシリア政府の安定化努力を妨害する行為だ」と指摘し、アラブ首長国連邦(UAE)も「シリアの主権に対する明確な侵害だ」と非難した。

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