【英国再訪】トランプ、スコットランドで英首相と会談…米英貿易交渉やウクライナ戦争関連協議も

ドナルド・トランプ大統領が来週、英国スコットランドを訪問し、米英貿易和解に関する後続協議を行う。

ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は17日、定例記者会見で、トランプ大統領が25日から29日までスコットランドのターンベリーとアバディーンを訪問すると発表した。

訪問先のターンベリーとアバディーンには、いずれもトランプ大統領が所有するゴルフ場がある。トランプ大統領は2012年からアバディーンでゴルフクラブを運営し、2014年にはターンベリーのゴルフクラブとホテルを買収したとAP通信は伝えた。ホワイトハウスはゴルフ場訪問について明らかにしていないが、トランプ大統領が自身のゴルフ場を訪れる可能性があるとみられる。

訪問期間中、トランプ大統領は英国のキア・スターマー首相と会談し、米英貿易和解の詳細を協議する予定だ。5月、英国はトランプ大統領が世界的な相互関税を発表した後、米国との貿易和解に合意しており、詳細協議は継続中だ。

両首脳はウクライナ戦争に関する協議も行われる見通しだ。トランプ大統領は14日、ロシアが50日以内に停戦に応じなければ、厳しい関税制裁を課すと警告した。

トランプ大統領が1月の就任後、英国を訪問するのは今回が初めてとなる。スターマー首相は2月にホワイトハウスを訪問している。

一方、ホワイトハウスは9月17日から19日にかけて、トランプ大統領の英国国賓訪問を行うと発表した。メラニア夫人と共にロンドンのバッキンガム宮殿を訪れ、チャールズ国王と会談する予定だ。トランプ大統領は第1期政権下の2019年にも英国を国賓訪問しており、今回が2度目の国賓訪問となる。