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2025年07月22日火曜日
ホームニュース観光船転覆で38人死亡・5人行方不明 突風と豪雨による惨事、台風ウィパ接近で旅客船は全便運航停止に

観光船転覆で38人死亡・5人行方不明 突風と豪雨による惨事、台風ウィパ接近で旅客船は全便運航停止に

引用:ニューシス
引用:ニューシス

ベトナム北部の人気観光地ハロン湾で19日午後(現地時間)、観光客を乗せた遊覧船が突然の強風と豪雨により転覆。これまでに38人の死亡が確認され、5人が行方不明となっている。ベトナム国防省救助救難局が20日午前6時に発表した。

現地メディア『VNエクスプレス』によると、転覆した船には観光客48人と乗員5人の計53人が乗船。クアンニン省のガチョイ島とバイタ山の間、陸地から約3海里(約5.6km)の地点で発生した突風により転覆したという。

事故後すぐに、警察や国境警備隊、海軍、港湾当局が連携して大規模な救助活動を開始。国境警備隊が救助船22隻を派遣し、海軍第170旅団からは軍艦3隻とボート2隻、兵士30人が現場に投入された。

犠牲者の多くはハノイからの家族連れで、子どもが20人以上含まれていた。最年長の犠牲者は53歳、最年少はわずか3歳だったという。

ベトナム当局は乗客に外国人はいなかったと発表している。

この事故を受けて、ベトナム政府は台風ウィパーの接近に伴い、ハロン湾で運航するすべての旅客船の出航を一時停止した。

一方、同じ19日にはベトナム中北部ハティン省でも転覆事故が発生。30人の乗客と4人の乗員を乗せた観光船「グエンゴック号」が、ティエンカム沖のボック島近海でイカ漁中に暴風雨に巻き込まれた。こちらは国境警備隊と地元漁船の迅速な対応により、約10分で全員が無事に救助されたという。

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