メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「ドローンの飽和攻撃」ロシアが“2000機同時投入”も視野に 中国の部品輸出先変更が引き金か?

織田昌大 アクセス  

引用:Youtube@TVPWorldNews
引用:Youtube@TVPWorldNews

ロシアが無人機(ドローン)の大量生産を本格化させる中、ウクライナに対して最大2,000機のドローンを同時投入する「飽和攻撃」が現実味を帯びてきた。ドイツ国防省の関係者が警告を発している。

独国防省ウクライナ対応状況室のクリスティアン・プロイディング室長は20日(現地時間)、テレビインタビューで「ロシアは低コストかつ大量の無人機を一斉投入する能力を急速に拡大中だ」と指摘。「ウクライナの防空網は深刻な圧力を受けることになる」と述べた。

特に問題視されるのは、攻撃あたりのコストの非対称性だ。イラン製「シャヘド」ドローン1機の価格は約3万〜5万ユーロ(約520万~860万円)にすぎないのに対し、これを迎撃するパトリオットミサイル1発は500万ユーロ(約8億6,220万円)を超える。プロイディング氏は「迎撃コストを1回あたり2,000〜4,000ユーロ(約34万~69万円)に抑える対処手段が不可欠だ」と語った。

さらに同氏は、ウクライナ側の「戦略的反撃」として、ロシア本土にあるドローン工場や軍事基地、関連インフラを直接攻撃する必要があると主張。「生産拠点そのものを叩かなければ、物量の波に飲まれる」と強調した。

注目すべきは中国の動きだ。最近、中国がドローン部品の輸出先をウクライナからロシアへと切り替えたことで、ウクライナの調達網に深刻な支障が出ているという。プロイディング氏は「中国の政策転換によって、ウクライナは重要部材の確保に苦しんでいる」と述べた。

今月15日には、ウクライナ軍がロシアの「3万機目」となるシャヘドを撃墜したと発表。タタールスタンのアラブガ工場で製造されたもので、機体には「Ы30000」と刻まれていたという。

国防専門メディア『ディフェンス・エクスプレス』によると、同工場では2025年上半期だけで1万8,000機以上のドローンが生産されたと推定されている。ロシアのドローン戦力は、すでに「消耗戦のフェーズ」から「質より量」の新たな局面に突入しているとみられる。

ドイツ国防省は「ウクライナの防空体制を維持・強化するには、西側諸国の技術的・戦略的支援が不可欠」とし、警戒感を一段と強めている。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • AIが最初に奪う仕事は何か、MS研究が示した40職種
  • ついに登場!巨大ロボット「アーカックス」の衝撃
  • 【衝撃】AIの助けで命を救った少年の奇跡
  • 韓国でまた観光客死亡事故…“歩行者を次々とはねた惨劇”、運転手は急発進を主張
  • 「元妻と3人で暮らそうと?」25歳年下夫に発砲した60代妻…“三角関係”が招いた末路
  • 「合法と言い張る中国ホテル」子ライオンを客室に投入しSNS炎上

こんな記事も読まれています

  • SUVに傾いた韓国市場、日産セダンが揺さぶる理由
  • 「バッテリー不安は解消できるのか」BMW、EVにガソリンを載せる理由
  • 出勤前にエンジンがかからない!?冬のバッテリー放電を防ぐ方法
  • 北米赤字が突きつけた現実、ホンダ・日産・三菱が米国で共同戦線
  • 「愛情が深すぎる!」子どもは忙しくて来られないのに、入院した祖母に毎日会いに来る犬
  • なぜ年を取ると一人が心地いいのか、精神科医の見解
  • なぜここに集まった?1万6600の恐竜足跡が残した謎
  • 運動だけでは足りない、心臓を守る6つの食材

こんな記事も読まれています

  • SUVに傾いた韓国市場、日産セダンが揺さぶる理由
  • 「バッテリー不安は解消できるのか」BMW、EVにガソリンを載せる理由
  • 出勤前にエンジンがかからない!?冬のバッテリー放電を防ぐ方法
  • 北米赤字が突きつけた現実、ホンダ・日産・三菱が米国で共同戦線
  • 「愛情が深すぎる!」子どもは忙しくて来られないのに、入院した祖母に毎日会いに来る犬
  • なぜ年を取ると一人が心地いいのか、精神科医の見解
  • なぜここに集まった?1万6600の恐竜足跡が残した謎
  • 運動だけでは足りない、心臓を守る6つの食材

おすすめニュース

  • 1
    「リアルだと思ったら」先端ヒューマノイドの正体、イランで疑惑

    気になる 

  • 2
    10セントから始まった挑戦、42日で中古車を手にした理由

    気になる 

  • 3
    徴兵制が再び動き出す世界、くじと金で決まる兵役の現実

    気になる 

  • 4
    「使うほど散漫に」SNSが子供の注意力に与える影響

    気になる 

  • 5
    「赤い斑点は性病?」不安に怯えた中国人女性、ロンドンで恋人に刺殺

    気になる 

話題

  • 1
    「子犬が両親の帰りを待ち続けた日々」蓋に顔を寄せた“涙の瞬間

    フォトニュース 

  • 2
    ついに登場!巨大ロボット「アーカックス」の衝撃

    IT・テック 

  • 3
    「妻は性転換を考えていた」知らずに結婚した夫の訴えが認められた

    気になる 

  • 4
    【衝撃】AIの助けで命を救った少年の奇跡

    IT・テック 

  • 5
    胸を砕いたバーベル落下の瞬間…55歳男性が崩れ落ちた“防犯カメラの数秒間”

    気になる