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2025年07月24日木曜日
ホームニュース「イスラエルを孤立させよ」ヒズボラ指導者、停戦ではなく"制裁"を主張…イランとの連帯も表明

「イスラエルを孤立させよ」ヒズボラ指導者、停戦ではなく”制裁”を主張…イランとの連帯も表明

引用:Newsis
引用:Newsis

レバノンの武装組織ヒズボラの指導者、ナイーム・カーセム事務総長は22日(現地時間)、アラブ・イスラム諸国に対し、ガザ地区でのイスラエルの軍事作戦に対抗するよう呼びかける声明を発表した。

レバノン国営通信「LNNA」の報道によると、カーセム氏は「責任はアラブ・イスラム諸国にある。政府だけでなく国民にも責任がある。どのような形であれ反撃の手段を選び、傍観してはならない」と強調したという。

また、イスラエルのガザ攻撃について、米国とイスラエルによるより広範な共同作戦の一部であると指摘し、「集団虐殺、飢餓、無差別殺害が行われており、両国は人道や道徳のあらゆる基準を超える暴挙を続けている」と非難した。

さらに、「世界は停戦を呼びかけているが、今求められているのは、実効性のある対策だ。イスラエルに対する制裁、外交的孤立、そしてあらゆる協力関係の断絶が必要だ」と訴えた。

カーセム氏は、アラブ・イスラム諸国に対し、イスラエルとの国交正常化の試みを即時に中止し、イスラエル大使館の閉鎖やガザ地区への人道支援団体の立ち上げに踏み出すよう求めた。こうした団結した姿勢こそが、米国の政策に変化をもたらすと指摘している。

イスラエルによる軍事報復作戦は、2023年10月7日に発生したハマスの奇襲を契機に始まった。これまでにガザ地区をほぼ壊滅状態に追い込み、集団虐殺によってパレスチナ住民5万9,100人が死亡した。

残された住民に対しても、物資の搬入禁止や封鎖措置が続いており、子どもを含む86人が飢餓で死亡するなど、人道的惨状は極限に達している。

昨年10月、ヒズボラの前指導者であるハサン・ナスララ氏が殺害された後、第4代指導者に就任したカーセム氏は、先日も「イスラエル・米国の停戦はない」として、継続的な闘争を宣言していた。

また、最近イスラエルの空爆を受けたイランとの連帯を表明し、改めて戦闘の意思を示すとともに、周辺のアラブ・イスラム諸国に対しても、連携と闘争への参加を強く呼びかけている。

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