34.5 C
Tokyo
2025年07月28日月曜日
ホームニュース「現れたかと思えばFRBに…」トランプがFOMC直前に電撃訪問 前例なき“奇襲”に全米騒然、その狙いとは?

「現れたかと思えばFRBに…」トランプがFOMC直前に電撃訪問 前例なき“奇襲”に全米騒然、その狙いとは?

米連邦準備制度理事会(FRB)が29日から連邦公開市場委員会(FOMC)を開催するのを前に、ドナルド・トランプ大統領が24日、FRB本部を電撃訪問した。現職大統領が中央銀行を直接訪れるのは極めて異例であり、波紋が広がっている。

引用:ホワイトハウス
引用:ホワイトハウス

この日、トランプ大統領は31億ドル(約4,583億円)規模に膨れ上がった本部庁舎の改修工事を視察する名目でFRBを訪問。ヘルメット姿で登場した大統領は、パウエルFRB議長を横に従えながら、「ここに来た理由の一つは、なぜ予算がこんなに膨れたのかを自分の目で確かめるためだ」と述べた。

「もともと27億ドル(約3,992億円)だったはずが、いまや31億ドルにまで増えている」と強調し、建設責任者への対応を問う記者に対しては「私ならクビにする」と一蹴。不動産開発業で築いた自らの経験を引き合いに出し、FRBの支出管理に疑問を呈した。

トランプ大統領はこれまでも利下げに慎重なパウエル議長に対し、公然と批判を繰り返し、辞任を促すなど圧力を強めてきた。この日も金利政策に言及し、「彼らが金利を下げてくれれば、それでいい」と語り、FRBに対する影響力を改めてアピールした。

FOMCを前にしたこの「訪問劇」は、政策金利を巡る駆け引きの一環と見られ、米金融界に波紋を呼んでいる。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

モバイルバージョンを終了