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2025年07月28日月曜日
ホームニュース「カナダは交渉相手ではない」トランプ氏、合意なければ追加関税も辞さず…貿易協定破綻の危機

「カナダは交渉相手ではない」トランプ氏、合意なければ追加関税も辞さず…貿易協定破綻の危機

引用:ブルームバーグ/The White House
引用:ブルームバーグ/The White House

ドナルド・トランプ大統領は、米国がカナダとの貿易交渉を放棄する可能性を示唆した。26日(現地時間)、BBCの報道によると、トランプ大統領はスコットランド訪問を控えた記者団とのインタビューで、「カナダとは本当に運に恵まれていない」と述べ、「カナダは交渉の相手ではなく、関税の対象になるかもしれない」と語った。トランプ大統領は、合意に至らない場合、既存の北米自由貿易協定(NAFTA)に含まれない商品に対し、カナダからの輸入品に35%の関税を課す可能性があると警告している。すでに特定のカナダ製品には25%、アルミニウムと鉄鋼には50%、米国内製造でない自動車には25%の関税を課している。

カナダのマーク・カーニー首相は以前、カナダは不利な取引を受け入れないと明言し、「合意を急ぐつもりはない」と述べた。ドミニク・ルブラン財務相は、ワシントンでの会談を生産的だったと評価しつつも、交渉チームには依然として多くの課題が残されていると強調した。カナダは自国製品の約75%を米国に輸出しており、自動車産業は米国のサプライチェーンと密接に結びついている。トランプ大統領は他国との取引には楽観的な姿勢を示し、日本の5,500億ドル(約81兆3,371億2,315万円)規模の投資に関する合意を引き合いに出しているものの、カナダに対する強硬な姿勢は主要同盟国や経済パートナーとの貿易摩擦を悪化させるリスクがある。

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