
Newsisの報道によると、ヨルダン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)は3日(現地時間)、パレスチナ・ガザ地区に追加の人道支援物資を提供したと発表した。
これら3か国による物資の供給は、空中投下作戦と地上の救援車両によって行われた。
ヨルダン軍は同日、国際パートナーと連携し、ガザ地区上空で7回にわたる共同空中投下作戦を実施し、計61トンの食料と救援物資を届けたと発表した。
今回の作戦には、ヨルダン空軍の2機の軍用機に加え、ドイツ、UAE、フランス、ベルギーの輸送機も加わった。
また、エジプトの国営アルカヘラ・ニュースは、新たな人道支援車両の一団がラファ国境を通ってガザ地区へ向かったと伝えた。
これらの支援車両は検査手続きを経て、ケレム・シャローム検問所を通過しガザ地区へと入った。
エジプト赤新月社が主導した地上支援では、食料品や医療機器、必須医薬品を積んだ数十台のトラックに加え、病院や浄水場など重要インフラの稼働に必要な軽油107トンを積載した燃料トラック2台も投入された。
さらに、エジプト軍は過去72時間にわたり9機の輸送機を投入し、空中投下作戦を展開し、地上からのアクセスが困難なガザ地区の地域に数十トンの食料を投下した。
一方、UAE国営WAM通信によると、UAEは世界保健機関(WHO)と連携し、ガザ地区に新たな医療物資を届けたという。
UAEは11台のトラックを動員し、約65トンにおよぶ医薬品・医療資材をWHO倉庫へ搬送し、ガザ地区内の病院や保健所に配布する計画だ。
これに関連して、イスラエル軍はベルギー、UAE、ヨルダン、エジプト、フランス、ドイツが過去24時間でガザ地区上空に食料パッケージ136個を投下したことを確認した。
イスラエルは先週から各国の空中投下作戦を許可し、より多くの支援物資のガザ地区への搬入も認めている。
しかし、国連の人道支援専門家らは、依然としてガザ地区の人道状況を改善するには支援規模が著しく不足していると指摘している。
ガザ地区の保健当局は3日、飢餓や栄養失調で新たに6人が死亡し、関連死者数が計175人に達したと発表した。このうち93人は子どもだという。
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