
米ジョージア州フォート・スチュワート陸軍基地で6日の午前(現地時間)、兵士が発砲し、同僚5人が負傷する事件が発生した。容疑者であるコーネリウス・ラドフォード軍曹(Quornelius Radford)は現場で制圧され、現在軍の拘束下にある。
AP、ロイター、AFP通信などによると、銃撃は同日の午前10時56分頃、第2機甲旅団戦闘チーム(2nd Armored Brigade Combat Team)地域で発生したという。即座に出動した対応チームは午前11時4分頃に基地を完全封鎖し、容疑者は約30分後の午前11時35分に逮捕された。この影響で近隣の小学校3校でも一時的に「ソフトロックダウン」(出入り制限下での授業継続)措置が取られた。
AP通信は、フォート・スチュワート陸軍基地がジョージア州サバンナの南西約64kmに位置し、米陸軍第3歩兵師団所属の数千人の兵士とその家族が居住していると報じた。また、基地内での個人武器の所持は厳しく制限されており、指定地域でのみ使用が許可されているという。
専門家らは今回の事件を受け、軍基地内の個人武器所持規則と安全確保のバランスを再検討する必要があると指摘していると、AP通信は伝えている。
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