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2025年08月07日木曜日
ホームニュース「武装は手放さない」ヒズボラが和平案を一蹴、“全面戦争も辞さず”と挑発、国際協議は崩壊の瀬戸際に

「武装は手放さない」ヒズボラが和平案を一蹴、“全面戦争も辞さず”と挑発、国際協議は崩壊の瀬戸際に

引用:asiatoday
引用:asiatoday

レバノンの武装組織ヒズボラの最高指導者ナイム・カセム師は、イスラエルが攻撃を続ける限り武装解除しないとし、「イスラエルがレバノンに『大規模攻撃』を開始すれば新たな戦争を引き起こす」と警告した。

カセム師はテレビ演説で「イスラエルが優位な状況では、レバノンが段階的な武装解除を約束することはできない」と述べた。発言は、レバノン内閣が米国など国際社会から求められるヒズボラの武装解除について協議する中で行われた。

親イラン武装組織ハマスは2023年10月8日、国境地域でイスラエルを攻撃して以来、1年以上にわたり紛争状態が続いている。ヒズボラは2024年11月にイスラエルと停戦に合意した。

ハマスは2カ月にわたる全面戦争を含む衝突で勢力を大きく失い、イスラエルの空爆で武器庫が壊滅、多くの幹部とともに指導者ハサン・ナスララ師も命を落とした。この過程でヒズボラの国内での影響力も次第に薄れていった。

米国とレバノンは6月から、イスラエルの空爆停止を条件にヒズボラが武装解除する案について交渉を続けているが、進展はない。

レバノンのジョゼフ・アウン大統領は7月31日、ヒズボラに改めて武器放棄を要求した。アウン大統領は軍記念日の演説で「レバノンは崩壊か安定か、重大な選択を迫られる局面にあると述べた。」と述べ、危機に直面する同国への国際支援をヒズボラの武装解除と関連付けた。

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