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2025年08月09日土曜日
ホームニュース「米露会談からの排除懸念」のゼレンスキー大統領、欧州首脳と相次ぎ通話 戦争終結へ“欧州の直接関与が不可欠”

「米露会談からの排除懸念」のゼレンスキー大統領、欧州首脳と相次ぎ通話 戦争終結へ“欧州の直接関与が不可欠”

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7日(現地時間)、欧州首脳らと相次いで電話会談を行い、戦争終結に向けた外交的解決には欧州の直接的な関与が不可欠だとの認識で一致したと明らかにした。

海外メディア『ニューシス』によると、ゼレンスキー大統領はこの日、X(旧Twitter)を通じてドイツのフリードリヒ・メルツ首相との通話内容を公表した。両国は「戦争を可能な限り早期に、かつ名誉ある平和をもって終結させるべきだとの見解で一致した」と述べた。

引用:ニューシス
引用:ニューシス

さらに「この戦争は欧州で起きており、ウクライナは欧州の不可欠な一部であるため、欧州は関連プロセスに必ず参加すべきだ」と強調した。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領との会談では、「欧州の主要な安全保障問題について共通の欧州的視点が必要だとの認識で一致した」とし、「欧米が講じる各措置の慎重さと効果が現在と将来を左右する」と指摘した。

欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長との通話に関しては、「ウクライナに関連するすべてのプロセスに統合された欧州が参加すべきだという委員長の明確なビジョンに感謝する」と述べ、「ウクライナはEUの一員となり、戦後復興においてもEUが重要な役割を果たすだろう」と語った。

また「ウクライナの再建は数十年ぶりの欧州最大の経済プロジェクトの一つになる」とし、「それゆえ外交プロセスにおいて欧州の声が必ず反映されるべきだ」と強調した。

ゼレンスキー大統領のこうした発言は、アメリカのドナルド・トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談が予定される中、ウクライナの立場が排除される可能性を懸念したものとみられる。

米国はロシアに対し、ゼレンスキー大統領も参加する3者会談を提案したが、プーチン大統領は「そのような条件を整えるにはまだ道のりが長い」として、事実上拒否の意向を示している。

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